ロンドンには数多くの会員制クラブがある。

その中でも最もエクスクルーシブなクラブが

「モジマンズ」



英王室御用達で、数々の英王室の重要イベント

の食事を担当してきた。

エリザベス女王のゴールデンジュビリー、

ダイアモンドジュビリー、ウィリアム皇太子と

キャサリン妃のロイヤルウェディング晩餐会、

そして最近ではヘンリー王子とメガン妃の

ロイヤルウェディング。


チャールズ国王、ウィリアム王子、

キャサリン妃もこのモジマンズで食事を

する。


階段には所狭しと飾られた著名人の

会員たちの写真。

英王室、ダイアナ妃、サッチャー元首相、

ジョンソン元首相をはじめ英首相経験者、

ブッシュ元米大統領にクリントン元大統領、

エリツィン元露大統領、ポールマッカートニー、

エルトンジョン、アンディーマリー、

ケイトモスと挙げればキリがない。


ある日のランチには

チャールズ国王、クリントン元大統領、

ロスチャイルドにロックフェラーが

同じテーブルを囲むこともあったとか。


そんなモジマンズでランチ。

僕もお気に入りのレストラン。



モジマンズは、ウェストミンスター公爵が

所有する高級住宅街「ベルグレイヴィア」

にある。


元教会の建物を改装して

会員制クラブとしている。



エントランスの右上に

チャールズ国王御用達の紋章が。



エントランスを入ってすぐ左の受け付けで

名前を言うと2階のバーに案内される。


そのバーからは「ダイニング」

が見渡せる。



まずバーに座ってドリンクをオーダーして

ゆっくりとメニューを決める。


ここが教会だったと思わせる鐘が窓に。



僕はお酒が飲めないのでカモミールティーで。

カナッペやスナックもサーブされる。



左がコロネーションチキン

右がチーズとグリンピースのカナッペ。


コロネーションチキンとは

「戴冠式」の鶏が直訳だけど、

よくアフタヌーンティーでこの

サンドイッチを見かける。


1952年のエリザベス女王の

戴冠を祝うために作られた料理で

カレーを金に見立てためでたい一品。



テーブルのご用意ができました。

とダイニングルームにエスコートされる。

今回は全体を見渡せるテーブル。



モジマンズに飾ってあるアートは

比較的近代アートが多い。



奥のコーナーのテーブル席にも

モダンアートが。



前菜は、

チャールズ国王お気に入りの

「リゾット・アイ・フンギ」


このマッシュルームリゾットは

創業者アントン・モジマン氏の

シグネチャーディッシュで、

これが絶品で毎回頼んじゃう。


チーズが濃厚なリゾット。



メイン

ラムの背肉

ネトル、ワイルドガーリックリゾット

ムセロンマッシュルーム


モジマンズの料理というのはシンプル。

凄く良い食材というのがわかるし

その素材の味を活かすというのがコンセプト。


アントン・モジマン氏は、創業時から

人々の健康を考え、どうしたら心臓病や

成人病を少なくすることができるのか考え

料理をしてきた。


「キュイジーヌ・ナチュレーレ」


食材はオーガニックのものを使い、

出来るだけ持続可能でなければならず、

油やクリームは極力使わず、

肉は肉の味、魚は魚の味、野菜は野菜の味

がすることが基本なのである。


今でこそイギリスのレストラン業界は

オーガニック、持続可能、地産地消などと

言っているが、それをモジマンズは35年前から

やっているのだ。


やっと時代がモジマンズに追いついたの

かもしれない。


そのためイギリスの料理界は

「モジマンズ以前とモジマンズ後」

と言われることがある程。



プレデザートは、

アントン・モジマンの

ブレッド&バター・プディング。


どこか懐かしい味がする。

通常ブレッドプディングはすごく

パン感が強いんだけど、

モジマンズには凄くスムースで軽い。



デザートは、

アーモンド、亜麻仁と

チョコレートブラウニー

ピーナッツヌガー、バニラアイスクリーム



最後にハーブティーとプチフルール。

モジマンズは創業35周年を迎え

そのボックスにチョコレートたちが。


モジマンズでは、各個室にスポンサーが

ついており、各スポンサーがインテリアを

デザインしているのが面白い。


モンブラン、ラリック、ダヴィドフなどなど。


インスタにも写真アップしているので

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