イギリスといえば紅茶の国、そして
アフタヌーンティー発祥の地というイメージ。

1840年頃に第7代ベッドフォード公爵夫人
アンナ・マリア・ラッセルが自身の邸宅
ウォバーン・アビーの
ブルー・ドローイング・ルームで始めたのが
きっかけと言われている。


ウォバーン・アビーは現在も
第15代ベッドフォード公爵夫妻の住まいで
一般公開されており、
このブルー・ドローイング・ルームも
見学可能。

当時の上流階級の習慣として
19時から21時は観劇やオペラ鑑賞といった
夜の社交の時間帯で夕食は21時以降に
取られていた。

そのため、アンナ・マリアは夕食の時間まで
お腹が空いてしまうので、軽食をとるようになり
そして友人を招いたことがきっかけで
これが貴族の間で大流行となり
アフタヌーンティーという文化が生まれた。

そんなアフタヌーンティー発祥の地イギリス、
特に首都ロンドンでは、様々なコンセプトの
アフタヌーンティーを堪能する事ができる。

その昔は、伝統的なアフタヌーンティーのみ
だったのが、ファッションショー、化学、
ロンドンの観光名所、英国ブランドとのコラボ、
不思議の国のアリス、お花といった様々な
コンセプトのアフタヌーンティーが各ホテルで
堪能できる。

また、大きなイベントがロンドンであれば
ウィンブルドンのテニスや
チェルシーフラワーショーのお花がテーマの
季節限定のアフタヌーンティーもあったりする。

今回ご紹介するのは「ローズウッド・ロンドン」
の「アート・アフタヌーンティー」


ロンドンの美術館や博物館の特別展と
コラボしたアートがテーマの
アフタヌーンティーで、過去のものだと
大英博物館の特別展「ロダン」、
ピカソなど。

現在は、日本が世界に誇る
「草間彌生」がテーマのアフタヌーンティー。

「テート・モダン」にて草間彌生さんの特別展
「Infinity Mirror Room」が開催中で
その特別展とのコラボアフタヌーンティー。


こちらがローズウッド・ロンドンの外観。
白亜のお城のようなエクステリアだけど、
元々はパール・アシュアランスという
保険会社の本社ビルだった。

もちろん歴史ある建物で1912年に建設が
開始され、その後増築されていった。
2000年にマリオットが運営する
「ルネッサンス・チャンセリー・コート」
としてホテルとして開業し、
2013年にローズウッドとしてデザインが一新され
現在に至る。


インテリアは、トニー・チーが担当。
モノトーンを基調としたシックなデザイン。

こちらはホテルのメインロビー。


メインロビーに入るエントランスには
この銅とガラスでできた圧巻のスペースがあって
アフタヌーンティーを提供している
「ミラー・ルーム」とロンドン子に人気のバー
「スカーフス・バー」を繋いでいる。


ローズウッドのアフタヌーンティーは
この「ミラー・ルーム」で提供されている。

鏡がふんだんに使用されていてキラキラ。


「草間彌生」アフタヌーンティー用に
制作されたメニューには水玉模様。

メニューにまで拘りが。


メニューの中には、イラスト付きで
各ケーキのインスピレーション、
コンセプトの説明や、材料などが記載されている。


最初のコースは、日本にインスピレーションを
得たサンドイッチやセイヴォリー。

柚子、アボガド、いくらをのせた煎餅

七味をきかせたきゅうりとクリームチーズの
サンドイッチ

スモークサーモンとワサビクリームのサンドイッチ

チキン照り焼きとネギのバン

鰹節、チャイブのエッグマヨサンドイッチ


柚子、アボカド、イクラをのせた煎餅と
チキン照り焼きとネギのバンのクロースアップ。

煎餅をアフタヌーンティーに取り入れるとは
斬新なアイデア。

またアボカドとイクラもマッチしてるし
見た目もかわいい。


セカンドコースは、スコーンと草間彌生に
インスピレーションを得たスイーツ。

プレーンとレーズンのスコーン、
コンウォール産のクロテットクリーム、
レモンカード、エルダーフラワーとイチゴの
ジャムと共に


桜のチーズケーキ・タルトレット


桃とジャスミンのマカロン


キャラメルとトンカチョコレートのクープ


最後のコースは、
メインの草間彌生アートスイーツ。

All My Love For Tulips
チューリップに愛を込めて、永遠に祈るに
ヒントを得たスイーツ。

Dots Obsession Soul of Pumpkin
草間彌生が幼い頃、彼女の家族の家の畑で
かのちゃが彼女に話しかけてきたという
エピソードからインスピレーションを受けた
スイーツ

Flowers That Bloom at Midnight
真夜中に咲く花にヒントを得たスイーツ


ケーキをカットするとこんな感じ。
食べるのが勿体無いくらい可愛らしい。

まさにケーキの芸術。

因みにローズウッドの紅茶は、
マリアージュフレールのものを使用。

スイーツたちもマリアージュのものに合うように
考えられているとか。


このシックなインテリアにも

アートアフタヌーンティーはマッチ

しちゃっていて、素敵エクスペリエンス。


ロンドンで色々なコンセプトの

アフタヌーンティーを試したり、

ウォバーン・アビーを訪れてアフタヌーンティー

のルーツや歴史を追ってみたりするのも

きっと面白い旅となるはず。


早くコロナ終息するといいですね。


インスタにも写真アップしているので

遊びに来てください⬇️


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