1997年8月31日その時はおとずれた。
パリでダイアナ妃が事故死した。
享年36歳。あまりにも早すぎる死だった。
彼女が住んでいたケンジントン宮殿には
沢山の花束が手向けられ、あたり一面が花で覆われたのを今でも覚えている。
その年の10月に初めてロンドンを訪れた。
10代だった僕は、母と大学を見に2週間程ロンドンに滞在して色々と見てまわり、絶対この国に住みたいと思った。
あれから月日は流れ、まさか自分がダイアナ妃の住んでいたケンジントン宮殿の側に住むとは思っていなかったけれど、今ではご近所さん。
ウォーキング、ピクニック、ぼーっとしたりとケンジントン宮殿、ケンジントンガーデンズにはよく足を運ぶ。
特に最近コロナの影響で、ここによくくるようになった。
いつものように散歩をしながら、「あの」門のところまで行ってみると、、
未だに多くの人が、ダイアナ妃の命日から1週間ほど献花しにきているのである。
エイズや病気の人々、貧困の中にいる子供たち、地雷撤去や様々なチャリティーに積極的に参加し、まさに人々のプリンセスだったダイアナ妃。
あらためてダイアナ妃は、人々の心の中に生きているんだなあと実感した。
ケンジントン宮殿のガーデンも草が枯れた感じになって色が秋らしくなってくる。
そんなケンジントン宮殿から徒歩5分くらいのところにダイアナ妃がよく通っていたピザ屋がある。
よくウィリアム王子とハリー王子を連れてランチに来ていたという。ダイアナ妃は本当に、息子たちを普通に育てたかったというのがわかる。
「ダ マリオ」
テラス席もあって素敵な雰囲気。
ダイアナ妃のお気に入りピザ屋だよ。
といった感じでダイアナ妃の文字が。笑
これ本人が生きてたらなんて言うんだろう。笑
でもきっと美味しいピザと息子たちとの良い思い出があるから許してくれるんじゃないかな?
やはりお気に入りだったことがうかがえる。
「ピザ ダイアナ」
これでもかっていうくらいダイアナ妃押しなんだけど、でもそれをオーダーしてしまうミーハーな僕。
ロンドンに居ながら、イタリアにいるような気分にさせてくれるピザのテイスト。どことなく懐かしい味。
「ピザ ダイアナ」
アーティチョークのロースト、パプリカのロースト、オイスターマッシュルーム、フェタチーズ、オリーブ、モッツァレラとマスカルポーネのトッピング。
ダイアナ妃もきっとこれを食べてたんでしょうね。
ピザの生地もサクサクしていて美味。
デザートはもちろんティラミスで。
お酒を使ってないティラミスで美味しかった。
きっとウィリアム王子、ハリー王子もこのティラミスを食べてたんだろうなと。
現在ウィリアム王子の公式宮殿が
「ケンジントン宮殿」
もしかすると母とのよい思い出の詰まった
このピザ屋に、子供たちを連れてきてるかもしれませんね。