ロンドンに凄い日本人のコンシェルジュがいる。町田徹氏だ。

彼は、ロンドンの最高級ホテルの一軒「ザ・サヴォイ」のヘッドコンシェルジュを勤めた、いわばコンシェルジュ界で頂点を極めたようなもの。

それ故に彼は情熱大陸に出演することとなったのである。そんな中彼は、サヴォイを辞めてしまう。

そして現在勤務している「ベルモンド・カドガン」のオープニングメンバーとして再スタート。

ベルモンド・カドガンは歴史あるホテルで
数年かけて改装工事を行い
素晴らしいホテルとして生まれ変わった。

ベルモンドは通常全ての列車(オリエント急行等)やホテルは所有、運営しているがこのホテルだけは違う。

このエリアはカドガンエステートといって
カドガン伯爵の所有であり、このホテルも伯爵の所有で、ベルモンドがマネージメント契約をしている。

カドガン・ホテルの一番有名な歴史といえば
オスカー・ワイルドが118号室で逮捕されたことだ。現在は、ロイヤルスイートとなっている。

さて、現在のカドガンはというと、
一言で言うなら
「ブリティッシュ・エレガンス」。


こちらがロビー。
フロントデスクが一つ置かれている。
座ってチェックイン、アウト。

50部屋程しかないホテルなので十分。
ホテル内にはモダンアートが飾ってあって
レセプションデスクにもカドガンの歴史を表現したものが飾られている。


ロビーの一角。
いい感じのラゲッジもオブジェ。
お洒落だ。


ロビーの大階段からロビーを見下ろす。
コンノート彷彿とさせる階段は今回新しく
加えられたもの。年数が経つにつれていい感じになっていくのだろう。


あ、町田さん発見。笑
あとでお時間を頂くことに。


ベルモンドカドガンのレストランは、
ロンドンで今話題のアダムハンドリングが手がける。

確か16歳くらいからスコットランドのセントアンドリュースでシェフ見習いとしてはじめて、
最年少でフェアモント・セントアンドリュースの総料理長になった人物。現在30歳で、コベントガーデンにあるフロッグをはじめ数軒のレストランのオーナーシェフ。

その「アダム・ハンドリング・チェルシー」のバー。コンセプトはチェルシーの住人の憩いの場。その通り、地元の人で夜は賑わう。


こちらがエレガントなレストラン。
暖炉があってコージーな感じ。


ラウンジで町田さんと紅茶を頂くことに。


このティーポットコージーは総料理長のお母さんが手編みで作ったものらしい。
客室にも同じものがあっていったい何個編んだんだと感心。

町田さんと色々と話が弾んだ。
サヴォイかた移動しても、実は町田ファンはホテルを変更してでも彼のホテルに宿泊する。


そんな町田さんをパシャり。笑
制服がお洒落!

町田さんが長年働いてみたかったホテルが
「ベルモンド・カドガン」のようなホテル。

50室程しかなくて、全てのお客様のお名前を覚えることができて、パーソナルなサービスを提供できるホテル。

サヴォイとは全然違う。
町田さんらしいサービスが発揮できる
そんなホテルが「ベルモンド・カドガン」
なのだろう。


さて、お部屋に上がる。
エレベーターホールもお洒落なデザイン。


今回のお部屋はジュニアスイート。
45平方メートルくらいだろうか。
それ程広くはないがインテリアは素敵だ。


バスルームもモダンとクラシックの融合デザイン。バスタブもお洒落だし、テレビもついていてリラックスできる。


ベルモンド・カドガンのエクステリア。
歴史ある建物が上手くアップデートされて
ブリティッシュ・エレガンスが上手く表現されている。

改装は成功だと思う。
近くには、バークレー、マンダリン、ブルガリとあるが、僕はこのホテルこの中なら1番かな?
と思う。

まだ若いホテルだけれども、町田さんの力でサービスの良い、常連客が多い、そしてブリティッシュエレガンスを感じるアットホームなホテルへと成熟していくことだろう。