(帰ってきた)ロンドンを走るオヤジのブログ! -2ページ目

(帰ってきた)ロンドンを走るオヤジのブログ!

ご縁あり4.5年ぶりにイギリスに戻ってきました。ランを中心に気が向くまま、当地での生活を綴ります。

5/6(日)、パリマラのHさんご夫妻の企画で、走友7名で North Down Waysの一部(Oxted~Otford)約25KMを走った。  North Down Waysは、Surrey州のFarnhamから、Kent州のDoverまで続く156マイル(246KM)のfootpathだ。Wikipedeiaによると、開設されたのは今から40年前の1978年というから比較的新しい。

 

 

Oxted駅を昼過ぎに出発し、2KM程ジョグでNorth Down Waysに辿り付き、そこから7~8度の勾配の登りを進むと、↓の写真の様な素晴らしい眺望が開けてきた。ここはロンドンからさほど離れてないけれど、ご覧の通りの長閑な田園風景が広がっていることにまず驚かされた。

 

 

この冬は特に、長く、そして寒さも厳しかったけど、5月に入り流石に暖かくなり、野山には色とりどりの野草が芽吹き新緑も眩しく、自然の生命力を感じられる季節が到来した。 今日も最高気温は25~6℃ぐらいに達しただろうか。

 

 

緩い勾配の坂を登りきると、一面に咲いた菜の花畑が遠望できた。菜の花は、食用油に栽培されているらしい。

 

 

暫く走ると、菜の花畑が左右に広がる場所に到着した。日本(関西~関東)では菜の花は3~4月の植物だけど、こちらでは少し遅いこの時期が最盛期なんだなぁ。見た目だけでなくて、菜の花の香りも一杯楽しみつつ先を急いだ。

 

 

North Down Ways には所々に下の写真のような Milestone(左)と標識(右)が設置されていて、これを辿って走ると迷わない筈なのだが、それでも時どき迷うこともあって、その都度、ご一緒したパリマラの仲間のGPSナビと地図読みに助けて頂きつつ前に進んだ。

 

 

 

途中で見つけた山野草は、どれも可憐で、美しく、出会う度に足を止めて写真をパチリした。 まずはお馴染のタンポポ(Dandelion)。

 

    

 

次は、タンポポと並んで群生していた黄色の可憐な花、「Buttercups」。

 

 

次は、「Foreget me not」(勿忘草)。これは名前が判らず、後で名前をTさんに教えて頂いたが、可憐で美しい花だった。

 

 

ピンク掛かった紫色の花(左)はシアウッドパープル。右はキク科の花(名前は不詳)。これも地味だけど凛として美しかった。

 

 

 

そして、メインイベントは、Blue Bell。 4-5月に開花するこの花は、英国人にとって、特別な花なんだそうな。日陰に群生する Blue Bellは、林の木漏れ日に照らされてとても幻想的な雰囲気を醸し出していた。余りの美しさに暫し見惚れてしまった。

 

 

近づいてよく観察すると、花の形状がベルの様にも見える。

 

 

本日のNo.2は、Otford駅でみつけたこの白い花(名前は不詳)。 地味だけど、可憐で自分的にはとてもl気に入った。

 

 

全行程25KMを途中休憩も適宜はさみつつ、4時間弱かけて走破した。 心地よいトレイルランをパリマラの仲間と楽しんだ。

 

 

到着地点のOtfordのパブで、着替えを済ませて、まずはギネスで走友と乾杯!  ん~美味い。

 

 

Nothing like a pint of beer after 25 km of trail running!!


(終わり)

昨日(4/8)出走した2018年パリマラソンの出走報告を写真中心に手短に。

 

まず先に結果から報告すると、3:29:46(ネットタイム)でフィニッシュした。

5年ぶり4度目の出走で過去2度サブスリーを記録して相性が良い大会だけに(根拠もなく)心中密かに期するものがあったが、蓋を開けてみると、練習不足、準備不足は隠せず、今の実力通りのタイムでのゴールとなった。(↓の写真はスタート付近の凱旋門)

 

 

時間が前後しますが、大会前日(4/7)の受付会場での珍しい一コマ。明日のペースランナーの皆さんの記念写真を横からパチリ。 皆さんの速そう! (明日はお世話になります。)

 

 

そして、大会当日。 8:30(頃)ウェーブスタートで赤のゾーンから走り出した。天候は晴れ。予報では日中の気温は20℃以上に達するらしい。

 

 

この日の作戦は直前まで無策だったが、当日の朝考えて、取敢えず、「行けるところまで3:00のペースランナーについて行く」ことにした。

 

 

パリマラソンの魅力の一つは、沿道の応援だと思う。 打楽器中心の楽隊が至る所に待ち構えていて、軽快なリズムを刻んでランナーを応援してくれる。これを聞くと五年ぶりにパリに戻ってきたことを実感する。そして、楽隊のメンバーの表情が豊かなので見ていて楽しい。

 

 

コースは11KM地点のヴァンセンヌ城を過ぎ、前半の中盤にさしかかる。この辺りから3:00ペースランナーから徐々に遅れ始めてきた。

 

 

ヴァンセンヌ競馬場(13KM)を過ぎるとコースは西方向に進路を反転する。汗が吹き出し、気温上昇を感じ始める。

 

 

疲れが溜まりシンドイ頃合いに丁度楽隊が待っていてくれてよいリズムの演奏で元気をくれる。 (メルシーボクー!)

 

 

19KM地点(ぐらいかな)。シンドイ。暑い。

 

 

ハーフ通過。 1:34:30。 サブスリーは到底無理だが、悪くない。 このままどこまで行けるかどうか。

 

 

バスティーユ広場(22KM)を過ぎて暫く走るとコースはセーヌ河畔にさしかかる筈だ。

 

 

左手にオルセー美術館(かな?)を眺めながら走りつつけるが、暑い、シンドイ。 この辺りから後続ランナー多数に抜かれ始めて、自分のペースがかなり落ちつつあることを否が応でも感じて、メンタル的にもキツかった。

 

 

お約束のエッフェル塔。この写真はいくらキツクても外せない。

 

 

30KM付近のコースの様子。 沿道の応援者が異常に近いが、これぞパリマラソン!!! 道を開けてくれ、シルブプレ! 

 

 

34KM地点からブローニュの森に入るが、この辺りが5年前のコースと少し変更されている。一説によると、ルイヴィトン美術館(↓写真)をランナーに披露するためにコースが変更されたらしいが、そのせいで坂道が以前よりかなり増し増しになったような気がする。 蓄積した疲労もMAXとなったせいか、余計なコース変更を断りもなく行った主催者を心中罵りながら通過したが、確かに真っ白な建物の造形のデザインは斬新で美しかった。

 

 

ブローニュの森以降の8KMは地獄だったが、何とか歩くことなくゴールに達することができた。

 

 

前半1:34:30、後半1:55:16(前半+22%)、合計 3:29:46でのフィニッシュだった。 

(↓の写真は完走メダルと フィニッシャーTシャツ。)

 

 

 

ゴール後、低血糖の症状が出てしまい真っ青になってホテルに戻った。数時間ベッドで横になって回復を待ちながら考えた。 マラソンへの向き合い方を考える良い潮時だと思う。 走ることは自分の生活の中心でありこれを変えることは無いが、サブスリーを狙って赤いゾーンからスタートするのは今回を最後にしよう。 次回からは、もっと後ろの今の自分に相応しいところからスタートすれば良い。ランニングと長く、深く付き合うには、自分のステージに応じてモードを変化し続けていくことも大事なんだ。 そんなことを思った。

 

(終わり) 

 

ご無沙汰しています。 ブログの更新が滞ってましたが、何とかこちらに来て半年弱、諸事に忙しがってる割には、ちゃんと走り続けておりましたので、ご心配なく。 というか、誰も心配してないか(笑)。

 

今日出走予定の Race 「Finchley 20 Miles」が、降雪(!)の為開催中止となり思わず時間ができてしまった。

日本ではこの時期桜前線が北上中らしいですが、吹雪を部屋から恨めし気に眺めつつ、1月(13日)に走った「Country to Capital 45Miles」の出走報告を久し振りににUPします。 

 

このレースを走るのは、5年ぶり、4回目。 ロンドン(Marylebone駅)を早朝の電車でスタート地点の Wendoverに向かった。 駅からスタート地点のパブ(Shoulder of Mutton)に向かいそそくさと準備を済ませて08:30のスタートを待つ。 天候は曇り。

 

 

予定の8:30を少し過ぎて300名+のランナーが72KM先のゴール、ロンドンの Littel Veniceに向けて一斉にスタートした。 このレース、私の所属するマラソンクラブ、「パリマラ」から私を含めて6名が出走している。

 

 

4回目ともなると、五年ぶりでもだいたいコースと距離感が頭の中に入っているので楽だ。最初のエイドでは、水とパンを手短に補給して前を急いた。

 

 

この大会の前半部分の約40KMは、こんな田園風景の中の「Foot Path」を走る設定だ。

 

 

Foot Path 沿いには、馬の飼育をしている農場も多くあり、ときどきお馬さんとの遭遇もあり、癒される。馬の目って、ほんとにつぶらで可愛いんだよね(ドキドキ)。 しばし、止まって見惚れてから再び走り出した。

 

第二エイドは、「Dumb Bell」というパブの前にある。 このパブはイイ雰囲気。レースじゃかなかったら、ちょっ寄って、Aleビールでも一杯引っ掛けたいところだが、我慢、我慢。

 

 

 

Buckingumshire Golf Courseの7番ホールをつっきり更に暫く走ると、いよいよレース後半に入る。 ここは、Grand Union Canalという運河をひたすら東に30数キロ走る区間だ。 

 

 

この区間は、景色がとにかく単調なので、「修行」的な感じが強い。とにかくメンタルが試される感じがする区間だと思う。 特に今年は前半に蓄積した疲れもあったせいか、単調さがとても辛く感じた。

 

 

そんなかなでも、楽しみは10数キロ毎にあるエイドで供されるチョコレート味のケーキ。これが結構美味しくてこれを毎エードで2切れほど口に放り込んエネルギーを補給して走り続けた。

 

 

苦労したレースも最終盤。ゴールの直前のPaddinggon付近で、パリマラのHさんご夫妻のサプライズ応援(有難うございました!)を頂き、ゴールに達した。 タイムは、7:16:25。完走者305名中、75番目でゴールした。

 

 

レース後にパリマラの仲間でゴール付近のパブで打ち上げをやった。皆の意見を統合すると、このレースはやっぱり後半30K超の運河区間の単調さが余りにも辛すぎて、「修行」レースなんだという結論だった。来年も走るかというと、ん~どうだろうか。もうちょっと考えます(笑)。

 

 

次は、4月8日のパリマラソンを走ります。

 

では、また。