ときどき、気分転換に大英図書館(The British Library)で勉強しています。なぜなら、とても居心地が良いから!本を借りるには会員にならなければいけませんが、パブリックスペースや館内のカフェ、一部の展示室は誰でも入ることができます。ここのパブリックスペースはとても充実していて、日本の図書館でも見かけるような大テーブルの他、PC専用席やカフェ併用席など種類が豊富。土日は席が埋まるほどの人気なので、席確保のために午前中には到着するようにしています。


ロンドンマダムの寝言-大英図書館2  


この図書館は1997年に大英博物館から移転したため、建物が新しく全体的にモダンなデザイン。エントランスにはコンパスを持つ大きなニュートンの像やおもりをつけた大きな本などがあってパブリックアートも充実。吹き抜けにはガラス張りの本棚がそびえ立っています。これ、由緒正しき王室所有の本だそうで、ライトアップされている姿は威風堂々たるもの。このアカデミックな雰囲気の中で勉強しているとやたらに満足感が出ます。

ロンドンマダムの寝言-大英図書館1  


カフェは図書館の外にも中にもありますが、よく利用するのは「PEYTON and BYRNE」というカフェ。各種ドリンクの他、サンドイッチやサラダバー、ローストチキンやカレー、ケーキやチョコレートなど一通り揃っています。壁には「空腹はもっとも偉大なソースである」や「よい食卓には笑顔が宿る」など、料理にまつわる格言が書かれていて、なんともオシャレ。ケーキは目移りするほど種類が豊富!個人的にはブルーベリーチーズケーキがオススメです。ちょっと大きいので二人くらいでシェアして食べるとちょうどいい満足感かも。紅茶と共にいただくと…至福の時です(勉強しに来ているのでは??)。


下の写真はおもしろパブリックファニチュア。チェアをよく見てください。座面がない!背面に寄りかかるだけのスタイルなんです。実際に試しましたが座り心地ならぬ寄りかかり心地は結構ナイス。テーブル下には荷物を下げるフックもあり、くつろげるように考えられています。多分30分くらいはくつろげる。でも私の身長(164cm)でお尻のクッションの高さがギリギリでしたぁ。やっぱりこのチェアが好奇心をくすぐるようで、みんな代わる代わる寄りかかっては写真撮影をしていました。考えることは一緒だな~。


ロンドンマダムの寝言-大英図書館3  



ロンドンでは大英図書館はもちろん、多くのパブリックスペースやカフェがWi-Fiフリーです。日本ではWi-Fiフリーエリアがまだまだ少なかった気がしますが今はどうでしょうね?ロンドンにもネットカフェはありますが、お金もかかるし雰囲気もイマイチ。自分のパソコンを持ち歩いてお気に入りのカフェ(私のお気に入りはここ大英図書館ですが)でまったり、が最高です。


場所はキングス・クロス駅(King's Cross Station)の隣。ハリーポッターに出てくる9と3/4番線でお馴染みの駅ですね。観光を考えている方はぜひこの図書館にもお立ち寄りください。イギリスの国立中央図書館というだけあって、マグナカルタの原本やシェイクスピアの小説の原本、不思議の国のアリスの初版、ビートルズの手書きの楽譜など貴重な品々を見ることができます。素通りするのあまりにもったいないかと!キングス・クロス駅に隣接するセント・パンクラス駅(Sent Pancras Station)はユーロスターの発着駅でもあるので、列車の待ち時間などを利用してぶらりと立ち寄れますよ。





今日の寝言:「明日の最低気温は-1度…春はいつ?」ペンギン