イスラエルに関して特に予備知識もなく、ツアーに組み込まれていた遺跡や教会にも特に強い興味があるわけでもなく、「なんとなく」行きたくて行ってみたイスラエル。帰ってきての感想は「なんとなくまた行ってみたい」笑。四国の大きさほどの面積に、砂漠と大都市が混在。アメリカのグランドキャニオンのような渓谷あり、地中海のビーチリゾートあり。砂漠に点在する大規模農園、紀元前数百年前の遺跡、オスマントルコや、ローマ帝国との戦いの歴史、イエスが布教した町、イエスが処刑された場所、生物が生息できない死海、なんとたくさんの要素が詰まった国なんだ!

 

イスラエルツアー前半、イエスが布教していたという「ガラリア湖」周辺を周っていました。

 

驚いたのはイエスが布教していたのは湖を少し遠くから見て「手で囲めるくらい」、約4キロの範囲を3年だけ、だったそうです!。それが2000年たった今でも生きているという目。しかも布教していた時期はイエスが30-33歳のころ、若い!。しかし、クリスチャンでもあるガイドさんがたまに聖書を引用してくれたのですが、「イエスは数切れのパンをちぎって5000人の腹を満腹にしたポーン」とか、首をかしげるエピソードがたくさん。。。あと新約聖書を読んでみると、人がたくさん殺されますね、しかも簡単に。ツアーの参加者に言ったら「古事記もそうだよ」、と言っていましたが。

 

旧約聖書が書かれたのは一番古いものでイエスの死後70年経ってから書かれたというので、伝聞や「伝聞の伝聞」も入ってそうで。クリスチャンではない私は冷静に読んでいます。

 

新約聖書はイエスが「たとえ話」で説法している場面も多くわかりやすいのもあります。

例えば、種をまく人の話クローバー

 

ある種は道端に落ちて人に踏みつけられてしまった。ある種は鳥に食べられてしまった。ある種は水分がなくて枯れてしまった。ある種は芽が出たがほかの植物にふさがれてしまった。ある種は良い地に落ち、成長して100倍の実を結んだ。イエスは言った「聞く耳のあるものは聞きなさい」。

 

ちなみに日本で一番古い「書物」は「帝紀」という記録に残っているけど現存しない書物で紀元後681年というので、イスラエルでは日本より約6百年早く、「書物」が登場していたことになります。早いですねキラキラ

 

初日宿泊したのは、ミグダルというガラリア湖畔にある街にあるマグダラ・ホテル。ここでイエスとマグダラのマリアが生きていたい時代のシナゴーグ(礼拝堂。ユダヤ教に「教会」はない)が発見されました。ということは紀元前のもの目。そこにシードオブライフ(フラワーオブライフ)の文様がついたオットマンのような形の石が発見され、一躍その世界で有名にまじかるクラウン

 

このシナゴーグ遺跡の隣に、マグダラのマリア教会も新しく設立され、さらにホテルまで併設されました。ホテルを一周すると寄付者の名前がずらずら書かれた碑もありました。ユダヤ人はとんでもないお金持ちが世界中にいますから、こういう時はお金を出してくれる人がたくさんいるのでしょうね。なにせイエスが実際に使っていたかもしれない石です。これを守りたい人はたくさんいるはず。

 

マグダラのマリアホテルは、アメニティにもホテルのお皿にもこのシードオブライフの文様がかたどられていました。このアメニティを持って帰ってる人もいて、私も持って帰ってくればよかったキョロキョロ

 

基本どこのホテルの夜ご飯はバイキングでした。しかもどこもかなり豪華。特に野菜、果物の類がおいしい。この時期はオレンジ、ぶどう、メロン、すいかが出てて来たけどどれも甘くてジューシーでした。

 

ランチもレストランで食べましたが基本どこも食べれる量の2倍は出てくる。私たち日本人一生懸命食べるのですがどこも残すので申し訳ない(もったいない)。

 

なんで食事がおいしいのかナイフとフォーク。それは食物自給率が9割以上だから。

日本の四国の大きさのイスラエル。6割以上が砂漠。人口9千万人。この状況でどうして9割以上の自給率を達成できるのか。そこには「点滴灌漑」という発明がありました。

 

(つづく)



マグダラのThe Magdala Hotel