一度目の試合形式のトライルでチームに合格したノリオ。

その次は、4チームあるどのチームに入れるのかをみたいと

コーチのアンソニーから連絡をもらいました。

 

7月末の週末。

夫とともに、トライアルの二日目として彼らの練習にノリオを連れて行きました。

「AC Finchleyには全部で4チームあり、

どうやらレベル別のチームがある」

というインプットはこの時点であったように思います。

でも、特に絶対に上のチームでないと、と意気込んでいたわけではなく、

リラックスして本来のプレーができて、

その結果ある程度よいチームに(何番目でも)入れればよいなと思っていました。

 

練習がスタート。この日もさっそく試合形式です。

プレイヤーは皆アグレッシブで、ボールをもってターンして次に回す、

いわゆる2タッチが徹底されている印象。

その中では、ボールをもった後の選択肢はほぼドリブルしかないノリオのサッカーは

ちょっと浮いているような。。

夫は超リラックスムードで芝生に寝転んで見ていたけど、

私はそうはいかずに終始見ていて、

プレーしているどの子もノリオよりテクニックがあるような印象でした。

 

ノリオの輝くシーンはそれほど多くなかったけど、

ドリブルして2人抜いてクロスをあげたり、左右にしつこく動いてボールを奪ったり、

それなりに彼らしさが出ていたような感じだったので、

チームの練習に入って二日目としては、まぁまぁできたよね、という感じでした。

ノリオは特に緊張している様子はなく、淡々とプレーしていて、

肝が据わっているなと思ったりもしたかな。

 

練習の後、そのまま帰ろうとしたらアンソニーに呼び止められて、

話をしました。

すると、当時英語でハッキリわからないながらも、

なにやらアンソニーのチームに入るような感じで。

念のため私が『なにチームに入れるの?』

と聞くと、

ウィンクしながら『North』

と茶目っぽく言われたのを覚えています。

ノースはトップのチーム。

何か気の利いたこと、たとえば

選んでくれてうれしいとか、そういった類のことを言いたかったのだけど、

いざという時に一切言えず、

ありがとうだけ言って会場を後にしました。

 

ノリオが入ることになったチームは

Watford fridndly leagueというリーグで当時5部制に分かれている中で

トップリーグに所属して戦っているチーム。

身体は現地の子に負けないけれど、

決して当時サッカーをやりこんできたわけでもない、

基本テクニックもそれほどでもない我が子が

サッカーの母国のトップリーグでいきなりやるのかぁ、

実力を勘違いされていないかな?と、ちらとも思わないわけではなかったけど、

やはりまずは一発本番勝負で頑張れた息子がはしゃいでいたので嬉しかったのと、

今後への期待が勝るような気持ちで帰路に就いたのを覚えています。

 

こちらがもらったユニフォーム。じゃじゃーん。

オリーブオイルの会社がスポンサーに。

草サッカーの少年チームにもスポンサーがつくというところは

さすがイングランド!