歳を重ねると涙もろくなると聞いていたが、最近めっきり泣かなくなった。前回夫とケンカして泣いたのも数年前になるだろう。(この場合は悲しいのではなく、悔しいのが大半だけど。)
会社のガールズが「涙無くして観れない」と言っていたネットフリックスの『One Day』もジーンと切ない気持ちにはなったが涙はなかった。「私は感情が鈍ったのかもしれない」と思っていた。
ただ、そんなおかめでも弱みがある。それは子供である。子供の成長は美しく、そして尊い。
先週の木曜日にオシャカのクラスのアッセンブリーと呼ばれるイベントがあった。もうすぐ4年生が終わるので学年最後のイベントとなる。一言で言うと、歌の発表会のようなものだ。
歴史でヘンリー8世を学んだようで、その彼と彼の妻とのコミカルな歌を歌い、次にサングラスとキャップを後ろに被り「ヘルシーラップ」を披露してくれた。
家庭科の「食育」の一環で、ジャンクを止めてヘルシーフードを食べましょう、という内容。
ヒップホップ調の歌で、しかもフリースタイルのダンスもあり面白かった。
最後に校長先生から参列者に「一年間支えてくれてありがとうございました」と感謝のメッセージがあり、「最後に子供達からこの歌をプレゼントします」ということでトリを飾ったのは、Robbie Williams の『Love My Life』だった。
Robbie Williams | Love My Life (Official Video) (youtube.com)
後ろのスクリーンにはこの一年の遠足や授業中の写真が流れ【Thank You】と集合写真。歌が始まった瞬間「これはヤバい」と直感した。
あまりにも子供たちの声が透き通っていて、歌詞がまた泣けた。
「I am powerful. I am beautiful. I am free. I love my life...」
※とてもシンプルな英語なので是非、一度聴いてみてください。
涙が頬を伝わって堪えられなくなったので隣を見たらスペイン人ママもおかめ以上に号泣していた。最後に「お父さん、お母さんのところに行って良いわよ~」の号令でオシャカが駆け寄ってギューッと抱きしめてくれる。
「ママ泣いちゃったよ。」と言うと「知ってたよ。だからボクも泣きそうになった」と言っていた。
家でYouTubeのコメントを見ているとやはり多くの学校でこの歌が歌われていることが分かった。
学校は『泣かせのプロ』である。
日本の小学校でもこれを子供達が歌ったら親はイチコロだ。
何度も言うが、子供たちは私たちの未来だ。一人ひとりがこの歌の様に自分の人生を愛し生きてくれたら親としてこれほど嬉しいことはない。
久しぶりに心のデトックスをした。
次に涙を流すのはいつだろう。嬉し泣きだといいな