ロンドンで稼いでいても、この物価高には唸る。

もし観光で来るなら、旅行で金銭感覚が麻痺して何も考えずに必要なものを購入し、後でカードの請求書を見て驚くのも仕方がない。

 

ロンドンの嫌なところは、観光客狙いで駅の近くや観光地にあるショップの値段が通常の場所の3割増しであることだ。お土産を買うにしても、お土産屋さんよりスーパーで買った方が良い。

 

例えば、スシチェーンで持ち帰りをしようとしたら、缶のコーラが£2.25で売っていた。缶一本500円だ。皆さん、どう思いますか?駅近の小さなショップでは£1.29、さらに離れたショップでは89pだった。それでも自分の家の近くのショップよりは多少高い。場所によって飲み物の値段がこれほど違うのだ。日本のコンビニでこれほどの差はないだろう。

 

カムデンでのビールの値段も驚異的だ。ヒョットコが見せてくれたメニューでは、一杯(パイント)£9.50。若い人が集まる場所だからか、普通のところでも£6~7は普通だ。

 

一度上がった値段は下がることがない。元凶はBREXITに違いない。この上がり続ける物価にどう対処すれば良いのだろうか。

 

英国の最低賃金は21歳以上で£11.44、日本円で約2,300円。日本の全国最低賃金は961円、東京で1,113円。この違いが観光客を日本に引き寄せる一因なのかもしれない。

 

そもそも英国はクオリティの割に外食がとても高い国なので、日本から来るのは一苦労だ。ワーキングホリデーの枠が大幅に増えて大喜びしていたが、来る準備でもお金がかかり、暮らすのもこの物価高で家賃も大変だ。特に日本人は「安全な環境」に慣れているので、治安の良いところを希望するとレントも高くなる。

 

『住めば都』とは言うが、本当にそう思えるだろうか。世知辛い世の中である。

英国は3連休。

ケチらず大いに楽しみたいところだが、残高の減り具合が心配だ。