これはおかめのことである。

 

今週、新しく若い黒人の男性がDE&Iの専任で入ってきた。つまりこれからおかめとかなり近い関係で働く重要人物だ。

 

おかめの会社のグループ会社からの転職だったし、数か月前から毎月共通の会議があったので面識があった。

そして彼の前評判がとてつもなく高く、おかめの会社のかなり高いポジションの女性が口説き落としたことも知っていた。

 

マネージャーとの関係にウンザリしている日々だったので彼と働くことを楽しみにしていた。

 

これを読んでおられる方の周りにも時々いないだろうか。

「あまりにも完璧すぎる人」

 

会話例①

彼「オカメに聞きたいことが山の様にあるんだ」

おかめ「私は聞きたいことより助けてもらいたいことが山の様にあるの」

彼「僕はそのために来たんだ」

 

言えますか?こんなこと。「ナイト(騎士)ですか、あなた?」

一瞬、彼が白い馬に跨っている騎士に見えた。

 

会話例②

オカメ「聞きたいことたくさんあるって言ってたけど、準備したいから最初の会議までに内容を教えてくれる?」

彼「もちろんだよ。でも、最初のはインフォーマルなもので、今までおかめがどんなことをしてきたか、どんな働き方が好きかを聞きたい。」

 

この話をするとチームの女子たちは「最高!!」とベタ褒め。

彼がLinkedInに投稿すれば100人以上が「いいね」やらコメントやらで盛り上がる。

前社の去り際の投稿もユーモアたっぷりに「やり遂げたことを書こうと思ったが、それよりも出会った素晴らしい仲間たちに感謝し(中略)。。。新しいチームと働くことを楽しみにしている」と文章まで嫌味なほど完璧なのだ。

他のHR女子に紹介すれば、髪をサラリとなびかせて上目遣いに自己紹介を始める。

おまけに彼は見た目も良い。

 

通常であれば「春が来た」と後ろでユーミンの歌でも流れそうだが、おかめの悪いところは「なんか弱みはないものか」と探したくなる。だって「完璧すぎて怖い」

 

我が社にしては珍しく大物を獲得した感が漂う。

この人のポジションが欲しい。これはおかめの本音である。

ただその一方で「こんなに完璧じゃないと掴めないのか、このポジションは」と立ちはだかるハードルの高さに心が折れそうになる。

 

これを読んでいる皆さま、彼はこれからの投稿にも出てくるであろう。

彼の活躍、そしておかめの仕事がどんな風に変わっていくかお楽しみに♪