日本ではよく血液型で人を判断したりすることがあった。

A型は几帳面、B型はワガママ、O型は頑固、AB型は変わり者、と言う感じ。

友人同士で飲んでも血液型で意気投合したり、「何型だから〇〇なのね」と納得する理由にしたり。実際どうなのかは分からないけど、会話のネタにはなりやすい。

 

でも、おかめはそれ以上に兄妹構成を貴重な判断材料にしていた。

長男は慎重、お姉ちゃんのいる男の子は女子に甘えるのが上手い。。。などなど。

日本にいた頃の婚活もこんなことばかり気にしていた。(気がする)

 

ところがどうだろう、ロンドンに移住してみて驚く。

ほとんど血液型の話は出ないどころか本人が血液型を知らないのである。

確かにオシャカの血液型も未だに知らない。

ずっとヒョットコはO型だと思っていたが、つい数年前に軽い手術をして初めてB型だということが判明した。(英国人の48%はO型らしい)

 

次に兄妹構成を聞いてみる。そしてここでも驚く。

家族構成があまりにも複雑なのである。例えば兄弟(姉妹)を聞くと「5人兄弟だけど、上の二人は母親の最初の結婚の子供だから」や、連れ子同士の再婚だったりパターン化されないことが多い。離婚・シングルペアレント・再婚・パートナー関係。最初の頃は「大変だったのね」なんて思っていたが、最近は周囲が年の離れた家族や、親の再婚で新しく家族が増えた話を面白可笑しく話すのを聞いていて同情すべきことではないと分かった。実生活は大変なこともあるかもしれないが、結局、自立が早いので親の人生の決断を尊重している人が多いのだろう。

 

そんなこんなでロンドンで人を知るとなると地道にいろいろな話からその人を知る以外方法がない。そもそも血液型や兄弟構成で人を分類すること自体が間違いかもしれない。

 

最近おかめがその人を知りたいと思った時に聞く質問「もし〇〇(現在の職業)じゃなかったら何したい?」は結構役に立つ。

意外な答えが多く、且「なんで?」と次の質問をしやすいのでおススメです。