ロンドン交通網は基本、信用できない。

バスにおいては途中で迂回はするし、突然終点が変更になり思っていたところよりも手前で降りなければいけない場合も結構ある。

ロンドンのこの状況に慣れていない頃は「え?降りるの?なんで?」ということがあったが、最近はもう諦めている。

 

今日の出勤はホリデー明けで久しぶりにオフィスでガールズとキャッチアップを楽しみにしていたし、大事なミーティングが目白押しだったのでどうしてもオフィスに行かなければならなかった。

通常おかめの利用している地下鉄(Tube)はどんなストでも動く強靭な線にも関わらず、今日に限って最寄りの駅から会社に行く途中で火災報知器が作動し運転していないという。

従い、少し歩いて地上の電車で行くことにしたら、今度はまた、信号機の不具合で電車が止まり、いつ運転を再開するか目途がつかないという。

 

寛容なおかめは9時半の会議の欠席をチームに伝え、歩いて別の地下鉄を利用しやっとの思いでオフィスに到着した。着いた途端、一番緊張していた会議で案の定一番恐れていたプロジェクトリーダーになってしまった。。。

散々なミーティングだったが、ダメ出しはもうしないことにし、次のマネージャーとの週例ミーティングに備えていたら、今度はオフィスの火災報知器が作動し、やっと着いたオフィスなのにキックアウトを食らい、春の突風が吹きすさぶ中庭で同僚と延々40分以上全員の避難が無事に確認されるのを待っていた。

日頃なぜか気の合うナイジェリア人の同僚が支店からロンドンに異動になったと聞き互いに喜ぶ。おかめがエジプトから帰ってきたばかりなのでアフリカのオカシイ文化について二人で盛り上がった。

 

「前回いつ避難訓練ってあったっけ?」と聞いたら「月曜にもあった」と同僚が言う。「週に2回?!」

ありえない。普通半年に一回じゃない?

「じゃ、月・水ときたから次回は金曜だね」と吐き捨てて業務に戻る。

 

ガールズとのキャッチアップでは初めて年齢を明かしたら二人とも椅子から転げ落ちるほどビビってswear wordを発していた。

一般的にアジア人は若く見えるが、個人的にあまり良い気はしない。

年齢相応の成熟を伴っていない気がしてしまうからだ。

恐らく多くの日本人がアルコールを買う時にIDを見せるように要求されるだろう。

これはこれからワーホリで来られる方々にもお伝えしておきたい。

 

30代の頃は若く見えることが嬉しかった。でも40代も後半になってくると、若見えよりも年相応の貫禄が欲しくなってくる。もしかしたらヨーロッパ特有かもしれないが。

 

ロンドンの交通に裏切られても「そんなもんか」と笑って流して欲しい。日本の素晴らしさを体感する一つの出来事に過ぎない。日本ほど交通を信頼できる国はないのだから。

 

明日もオフィスで終日Team Dayである。無事に行けるかどうか。。。