昨日の前編に続き、どうやって【インポスター症候群】を克服するか、についてである。ただ、前置きしていくと、過去の経験から積み重なった心理状態は一朝一夕でスッキリ消え去るということはなく、思考回路を変えなくてはいけない。
克服の手法はいくつか教えてもらったが、出来そうかな、と思った3つを残しておこう。
①大小問わず、日課として今日の「wins」「達成」を記録する。
数か月後、これを見返したときに健全な自信が生まれてくる。人に認めてもらう前に、自分でそれを認めよう。
このことにより、自分のスキル、どんな業務を楽しんでいるかが見える。
ホルモンにも良い影響がある。
②マントラを書いてみる
自分鼓舞するフレーズを書き出して目に見えるところに貼っておく。(「私は〇〇して、こんなに素晴らしい」)
③自分の真なる強みや能力(Competencies)が見えてきたら、自分の新しいストーリーを作ってみる。
- インポスター症候群が自分にないとしたら
- 自分を疑うことを止めたら
- 人が自分をどう思うかを止めたら
あなたは何をしますか?どのようにあなたは変わりますか?(例:歩き方は?立ち方は?服装は?)
他には、周りの人に「私の強みってなに?」「私の価値は何だと思う?」と5人に聞いて自分の強みや能力を発見し、自分をブランディングする、という方法もあったが、いきなり始めたら「どうしたの?」となりそうなので、まずは自分でできることから始めようと思う。
そして最後に言われたのは
「(インポスター症候群の)感情は事実ではないことを忘れないで。まずは深く息を吸って、神経をリセットしたら、今思っていることは現実には起こらないと思い出すの。そして以下を言葉に出してみて。
I hear you, and I know you are trying to protect me, but I don't need you any more.」
インポスター症候群はあなたを守るために作り出される幻想。「私を守ってくれようとするのは分かるけどもう必要ないわ」と決別宣言をすること。
鉄の女(をご存じの世代であることを願う)の国ですら70名程がこのセッションに参加していた。外国人は自信に満ち溢れているように見える、が内側は繊細でいつもこういった心理戦を自分の中で繰り広げているのかもしれない。
「ありのままの自分を愛する」とは聞くが、もし自分が思っている「ありのまま」が曇っていたら?
女性のエンパワメントをよく聞く時代になった。もし思い当たることがあれば、少しご自身でもトライして頂けたら嬉しい。
なんとも有意義なセッションでした。