昨日、私が受講しているコーチに「ブログは知識系ではなく『あなた』を表現しなさい」とアドバイス頂いたので思い切り『私の恋愛観』についてお話します。
私が海外に出たのは日本の婚活で惨敗が続いたからというのは半分本当の話。
どうしてもどう頑張っても結婚できそうもない。私は何を結婚に求めているのだろうか路頭に迷っていた。やがて「日本に私のマーケットはないな」と確信した。
その当時、ずっとメール交換をしていた後の夫となるヒョットコ(彼は以前日本にいた頃、私の英語の先生だった)と「時差もあるし、行き来が遠くて大変だからイギリスで一緒に暮らしてみよう。でも、あくまでもOkameが英語を学びに来るという理由で。」
お分かりかと思うが、彼は完全に結婚を前提にはしない。それが英国人なのか彼固有なことなのかわからないけど「コミットメント」するのは避けたのだ。それでも親からのプレッシャーが日に日に増していたので、そのまま日本にいるよりかはマシだろうと退職金を元手にいざイギリスへ。
渡英して直ぐは彼がフラットシェアしていたところに転がり込んだのだが、初めて親元を離れて海外で暮らすにはフラットメートのショーン(実名)は刺激が強すぎた。契約更新と同時に私は「二人で住みたい」と言った。
私はビザの関係でバイトの身だったので初めての二人の暮らしは慎ましやかだった。ロンドンの家は古い。色々不都合が起きる。ある日ボイラーが壊れた。お湯が出ない。こんな不便日本で味わったことない。私は茫然としていた。するとヒョットコはサッサとすべての鍋やフライパンに水を沸かし、ケトルも満タンにしてジャンジャンお風呂にお湯を注ぐ。こちらのお風呂は浅くて長いからなかなかお湯かさが増えない。キッチンとバスルームを何往復もしてやっと、お尻がかぶる高さまでお湯が入った。
「これでとりあえずお風呂に入って。」
その時私は「これだー!」と思った。日本でどうしても見つけられなかった私が結婚に望んでいたもの。それは「サバイバルスキル」だったのだ(笑)
「この人だったらどんなことも乗り越えられそう!」
彼は私にイギリスという新しい世界を見せてくれた。そして、多分本人はもうそんな【お風呂事件】覚えてないと思う。よく「Okameはネガティブスポンジ」と嫌味を言われる。私が楽しかった思い出よりネガティブな出来事をよく覚えているからだ。
ヒョットコはジュード・ロウでもヒュー・グラント、ましてやオーランド・ブルームには似ても似つかない。ただ「何かあったときに行動を起こせる」というそのスキルは私にとっては〇〇大学卒業、△△勤務よりずっと魅力的なのだ。それは10年以上経った今でも変わらない一番彼の好きなところだ。
とは言え、これまで波風がなかったなんてことは決してない。暴風雨だって経験してきた。「あ~もう無理だな」も数回はある。そういう時に「果たして今後、彼以上のサバイバルスキルをもつ人に会えるかな」とつい思ってしまうほど私の恋愛条件に大きな比重を置いている。
もし再婚するとなったらベア・グリルスしかいない。