この間の冬休みに息子と二人で8年振りに日本に一時帰国してきました。

8年振りともなると日本も様変わりしていて、特にコロナ後で戸惑うことも多かったのですが、久しぶりに親戚や友達と会ったりすると、大抵「15年もロンドン住んでたらさすがに英語ペラペラなの?」って結構聞かれるわけですが、ペラペラってそもそもどの位のレベルなのかな、ってふと疑問に思ったわけです。

 

というのも、私はロンドンのとある大手保険会社に勤務していまして1,200人~1,300人くらい従業員がいます。でも、まだ一人も日本人に会ったことがありません(これがマウンティングにならない理由も今度書きますね)人事部にいますからネットワークは広いわけなんだけど、どうしたことか、本当に日本人がいない。当時、前の同僚を除いて全く日本語を話す機会を失ってしまい、家で独り言がすごかった。

 

ところがある日、同僚の一人が「Okame~、アメリって日本語話せるって知ってた~?」って人事部のみんなで飲んでる時にアメリ(仮)を連れてきてくれたのです。灯台下暮らしとは正にこのこと。アメリは同僚の一人のオーストラリア人の素敵な大人の女性です。私が「日本語が話せる!!」と浮足立ったのは言うまでもありません。アメリが照れくさそうに寄ってきて、でも自信満々に日本語で「私はアメリです。10歳です。誕生日は8月〇日です!」って言うわけ。周りは何言ってるか分からないから「アメリ、凄~い!」絶賛。小学校で習ったんかいっ!(おかめ心の声)

 

そこでご提案。あなたが何かの機会に英語を話すか聞かれたら、「Just a little(ちょっとだけ)」と言わずに自信満々にハッキリと自己紹介3文だけ言ってみてほしい。おススメは『Hi, I'm 〇〇/名前(ニックネーム)』『日本から来ました/日本人です』『好きなこと(スポーツ、アニメとかなんでも)』または『なぜ英国に来たのか』これでOK。

この次は「How about you?(あなたは?)」と聞いてみて。10人と話したら8人が「日本人」に飛びついてきて「以前行ったことがある」と言ってその時如何に日本が素晴らしかったかを話してくれるし、そうじゃなければ「日本に行くの私のバケットリスト(死ぬまでにやりたいことのリスト)の一つなの」という返事が返ってくる。

 

但、ここで注意したいのは、年齢は言わないこと。日本人はどういう理由か聞いてもないのに年齢を最初の自己紹介で言いたがる。「えー、見えない~」って言われたいのか?「若く見える」はちょっとトリッキー。「〇歳にしては幼い」とも取れる。なのであなたがまだ還暦を迎えていないのなら、止めた方が無難。そして初対面の人には年齢を聞かないこともマナー。(おかめはこの手の失敗話満載よ、マジ。)

 

この短い自己紹介。用意して損はないからおススメです。変に「日常会話くらい」と言わなくていい。日常会話ってどんな?ところであなたって誰なの?ってなっちゃうのがオチ。

 

だから私は「英語はペラペラなの?」って聞かれたら、アメリを頭に浮かべながら「それはそうかな」って言いますよ、当然☺

 

大丈夫、あなたの言葉は絶対に通じます。

See you later!