理事に立候補してから、皆さんの話を聞くうち驚いたことが1つ。
住宅ローンの返済です。
入居時に、販売会社から提示された返済方法は3つ。
① 住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)
② 年金福祉事業団(現・年金積立金管理運用独立行政法人)
③ 三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)
当時、ローンに対する嫌悪感が強く、車でさえ貯蓄してから現金で購入していた私に金融知識はありません。
販売会社の言うがまま、5,000万円の借入金を下記のように振り分けてローンを組みました。
① 金融公庫・・・2,500万円
② 年金福祉・・・2,000万円
③ 銀 行・・・ 500万円
2年程が経過し、ふと住宅ローンを見直すと、元金が殆ど減っていません。
銀行に至っては、減っていないと言っても過言ではありません。
毎月の返済金額は、当時で20万円近くありましたから不思議で仕方ありませんでした。
それから自分で色々と調べ、借り入れしている3社にも出向いたり電話で質問したり知識を蓄えました。
そして、知らないまま自分には不利な条件で契約していることが判明。
幸いなことに、銀行以外の2機関とは安価な条件変更だけで対応できることも判りました。
元利均等やボーナス払など、自分には必要ないと思える条件は外し、毎月の返済額も自分で設定。
考え得る限り、最良と思える方式に2機関の条件を変更し、変更不可だった銀行はそれから4年後に一括返済しました。
500万円近くの一括返済は勇気が必要でしたが、貯蓄利息より貸付金利のほうが高いので結果は明確。
万が一、金銭が必要になったときには新たに借り入れれば良いと結論付け、返済に踏み切りました。
借り入れから6年ほど経過していましたが、500万円の元金は450万円にしか減っていませんでした。
銀行からは「うちの金利が一番、低いのですから。他の返済を優先させてはどうですか。」とアドバイスされました。
パッと見はそうですが、最終支払総額を見れば銀行が一番、条件が不利で支払金額が高額なのは明白です。
「住宅ローンについて、もう少し勉強してからアドバイスされたほうが・・・。」と、答えると
驚いた顔をして「分かりました、手続に入らせて頂きます。」とのこと。
自分たちが一番、不利な条件で貸し出していることを承知の上でアドバイスするのですから人が悪い。
それからは毎月、減っていく返済金額をチェックして定期的に条件変更を繰り返しています。
我家の場合、毎月の返済が10万円近くなると15万円に引き上げる方式。
そうこうするうち、5,000万円を35年で借りたローンは残すところ10年、総額1,000万円となりました。
ところが我家と同時期に同額程度を借りた方が、残金3,000万円だと言うのです。
我家との違いは、条件変更でなく銀行への借り換えを選択したこと。
銀行に住宅ローンの見直しを依頼し、残金全額を安い金利の銀行ローンへ借り換えたそうです。
銀行ローンへの借り替えは、諸経費が100万円ほど必要だったのでは?と、問いかけると
「諸経費を合算して、新しいローンを組んでくれた。」とのこと。
それでは、安易に借り換えてしまいますね。
しかも元利均等方式のままでの借り換えですから、気の毒なくらい元金が減っていません。
そうかと思うと、他のお家では2,000万円ほどの借入金返済が完了したとのこと。
「ようやく住宅ローンが終わったのに、修繕積立金の支払が増えるなんて!」と、ご立腹。
住宅ローン早期返済のために頑張って来られたのですもの、お気持ちは分かります。
分譲マンションへの居住は、管理費や修繕積立金と同じく、住宅ローンの賢い選択も重要ですね。