こんにちは。
なんだか今日は曇り気味で、昨日より過ごしやすいクアラルンプールの日曜日です。
さて。
我が娘、8歳。
幼稚園の時から、日本でインターナショナルスクールに入れていました。
私たちの考えにより、いわゆる日本の公教育の環境には行ったことがないです。
なぜそうしたかは、ここでは省略しますが、彼女に英語を覚えてほしくてインターに入れたわけではなくて。
日本の「みんなと同じがよい」環境から距離を置きたくて、インターに入れたのでした。
が。
その結果として、おそらく彼女が初めて文字を書く練習をしたのは、アルファベット…
娘は、日本語の本は、昔から好きで読むので(『おしり探偵』とか『銭天堂』とか、今なら『サバイバルシリーズ』)、日本語を読む力は普通にあるようです。
問題は、書く力。
ひらがな。
かたかな。
漢字。
私自身が公立小学校で育ち、何の苦労もなく日本語を書ける。
なので、日本に暮らす日本人なら、日常でも触れるし、日本語って誰でも書けるものかと思っていました。
それが。
娘を私とは異なる環境に置いてみて、初めて知りました。
日本語は、日本人であっても、ちゃんと勉強しない限りは書けるようにはならない、ということを…
小学校の6年間全てアメリカで過ごした帰国子女の友人がいますが、
彼女が問題なく漢字を書けているのは、実は裏にはかなりの努力(本人の努力、親の強力なサポート、日本語補習校にがっつり通うなど)があったということも、今さら知りました。
例えば、漢字の、ハネ、ハライ。
これって、誰でも当たり前にできるものと思っていました。
それが、アルファベットを最初に学んだ娘にとって、文字は、全部同じ力を入れて書くもの。
はねたり、はらったりする、という認識がありません。
何回言っても、同じ強さで、まるで図を書くかのように字を書いてしまう。
さらに。
ハネやハライって、意外と法則性がなく。
この字のここははねるのに、この字だとはねないのはなぜ?
そう娘に聞かれて、私が答えられないことも多い。
「そういうものなのよ。。汗」
そんな答えじゃ納得できないし、頭に入らない娘。
そういうわけで、
自分の娘であっても、ハネ、ハライをゼロから教えるって、なかなかエネルギーがいると知りました😓
でも、ほっておくと、『口(くち)』という漢字も、まるで図を書くかのごとく、一筆書きで書く娘。
外人みたい…
自分の娘に対して、一瞬そんなふうに思ってしまった。
そして、もう一つ私が気になるのは、「書き順」。
こちらも、かなりハードルが高い件だと知りました。
私は結構、問題なく書き順を覚えられたタイプで。
『右』と『左』の書き順が違うことも正確に把握しています。
でも、娘に漢字を教えている時に、ハネ、ハライに加えて、書き順までも正確に教えようとすると、もうほぼ地獄絵図と化します…
娘にとっては、苦痛でしかなく。
途中から、泣き始める。。
私自身も、自分が問題なくできたことを娘ができないことにイライラしてしまい。
私が娘に日本語を教える時に、鬼ババのようになるのを見て、夫も驚いていましたが…
夫自身は、書き順については、正直ちゃんと覚えられなかったし、覚えていなくても別に困っていない、と。
うーん…
そんなもんか、
そんなもんかもね。
特に書き順はね。
我が家の娘の日本語問題。
彼女が日本人だから、という理由だけで、これからも頑張って日本語の「書き」を覚えてもらうか。
いや、娘が世界を舞台に生きていくのなら、日本語は読めれば、あるいは入力できればいいんじゃない?という方向性でいくか。
近いうちにこの決断をしないといけないなと思っています。
朝起きて、寝っ転がりながらお絵描きをしていたと思ったら、そのままマンダリン(中国語)の宿題をし始めた娘↓
スクールの宿題は自主的にやるけど、漢字の練習は死ぬほど嫌がる…
スクールの宿題は、やっていかないと自分が困るけど、
漢字の書き練習は、やらなくても困らない。
それが彼女の今の現実。