こんにちは。
私たちがマレーシアに来た大きなきっかけ。
それは、マレーシアの人たちが、子どもにすごく優しかったこと。
2019年8月に、当時3歳だった娘を連れて、夫と3人でマレーシアに遊びに来ました。
娘は、結構神経質なタイプの子どもだったこともあり。
いつも、泣き出すんじゃないかと常にヒヤヒヤしながら子育てをしていた私。
そして、日本独特の、子連れに対する厳しい目線。
娘を連れて出かける時の、ちゃんとしなきゃという、無意識の重圧に疲れきっていた頃でした。
それでも、娘を連れて海外旅行に出るのはいい気分転換になるので、少し遠かったですが、マレーシアにも来てみたのでした。
そして、こちらに来てすごくすごく驚いたこと。
みんな、子どもに優しいということ😢
もう、子どもに向ける皆さんの視線の温かさが、日本のそれとは全然違うのを、肌で感じました。
そして、驚いたのが、私たちがベビーカーと共に電車に乗り込んだ時、席を譲ってくれる率120%。
ある時など、乗り込んですぐ、(珍しく)誰も席を譲ってくれない瞬間があって。
そしたら、ある乗客の方が、
「ここに小さい子がいるのよ。誰か席を譲ってあげたらどうなの?!」と大声で言ってくれたのでした😳
うそでしょ…😭
驚くやら、感動するやら、申し訳ないやら。
ああ、この国、暮らしやすいな、生きやすいな。
この国で子育てしたいな。
そんな気持ちが、当時の私の、育児で疲れた心に刻まれたのでした。
それが、私の中でのマレーシアに惚れて、マレーシアに住みたいと思ったきっかけ。
夫も、同様に、子どもに対する温かい国民性をマレーシアから感じたようでした。
時は流れて、今。
願い叶って、マレーシアに住んでいます。
で、こちらの日常で、人と話す中で、
「日本いいよね」
そう言ってくれる方々がいます。
ママ友とか、Grabのドライバーとか。
そう言われて、
「そうだね、ありがとう」
と答えつつ。
「でも、子育てするには大変な国だよ」
と付け加えてしまう私…
「なぜ?」
と聞かれ。
「たとえ子どもであっても、rude であることは許されないから。外ではきちんとさせないといけなくて。レストランとか、電車とか。だから親はすごく気を遣って大変なのよ…」
と。
そう言うと、
「え?!子どもだよ?!子どもがうるさいのって当たり前じゃない?!子ども育てたことある人ならわかるでしょうに。」
と必ず言われます。
そうだよね。
そう思っていいのよね。
日本であまりに、
子どもを公衆の面前でうるさくさせてはいけない、人に迷惑をかけてはいけない、と思わされ過ぎて。
子どもがうるさいのって当たり前じゃない?
この、本来当たり前のことが、心の奥底に押し込まれ過ぎて。
忘れていた。
日本、少子化が問題っていうけれど。
子どもを育てることが、物理的な面はさておき(教育費とか)、心理的な負担がすごく大きい。
子どもという、大人から見たら騒がしくて異質な存在に対して、もっと寛容にならないと、少子化は解決しないのではないかなと。
そんなことを思うのでした。