モロッコ旅行記12~ダデス渓谷とアラビア語講座 | ぴっころと愉快な仲間たち

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翌朝は6時45分起床。

 

前回のブログを見た義妹が客室のテラスから撮った動画を送ってくれました。

 

鳥の鳴き声がにぎやかです。

 

周辺には砂漠も見えます。

 

ホテルの朝食。

手前にあるのは「ムスンメン」または「メラウィ」と呼ばれるデニッシュ生地のクレープみたいなパンで、旅行中、何度も食べました。

日本では見たことがありません。

このムスンメンに「nutella(ヌテラ)」というヘーゼルナッツ入りのチョコクリームを塗って、半分に折って食べるのが大のお気に入りになりました。

ヌテラがあまりにおいしかったので、重かったのですが、2つだけ日本に買って帰りました。

帰国してみたら、うちの近所のすべてのスーパー(カルディ、成城石井、イオン、OK)に置いてありましたびっくり

日本でもすでに人気を博していました。

今はトーストに塗っていますが、トーストにもよく合います。

チョコレート好きな人はぜひ、お試しください。

本日の予定はトドラ渓谷からカスバ街道のつづきです。


途中、ダデス渓谷を見物して、カスバ街道終点のワルザザートで宿泊です。

午前9時すぎ、ホテル出発。

まっすぐな一本道をひたすら進むと…。



事故ってました…。



ここで日常を過ごす人々。


カスバ出現。


崩壊寸前のカスバもありました。


 

午前11時半ごろ、ダデス渓谷に到着。


ここは散策できる地形ではなかったので、崖の上に建つホテルを目指しました。


ホテルの手前で車を止めて、渓谷を背景に撮影タイム。



カフェの入り口。



ここでミントティーを飲みながら、渓谷の景色を満喫しました。



この日、運転手さんに教わったモロッコ方言のアラビア語は2つ。

1つは「ごめんなさい」。

 

アラビア語で「スンマヘンナ」といいます。

まさかの関西弁!?

発音も関西弁の「すんまへんな」と同じでオッケー。

 

感情を込めやすいですね。

2つめは「わたしはウソをつきました」。

 

アラビア語では「アナ クドゥプトゥ」です。

どういう時に使うかというと、東洋人が片言でもアラビア語を話すと、現地の人が珍しがって、「アラビア語を話せるの?」と聞いてくることがあります。

普段は「少しだけ」などと答えるのですが、そこにひとひねり加えて、「ペラペラですよ(ムズィアン)!」と答えるのです。

その後、おもむろに「アナ クドゥプトゥ」と付け加えて、笑いを取ろうという作戦です。

渓谷からの帰り道で、早速、実践の機会がやってきました。

弟夫婦が玄関マットを探していたので、カーペット屋さんに立ち寄りました。



弟夫婦がその店の主人にアラビア語で話しかけると、「アラビア語を話せるんですか?」と聞いてきたのです。

義妹が勇気を出して、「ペラペラです!」と答えました。

一呼吸置いて、「アナ クドゥプトゥ」と言うと、大ウケ笑い泣き

大成功でしたチョキ

ここからはまたひたすら荒野を進みます。



少し緑があったり、



カスバがあったり。



ワルザザートの町に入りました。


なかなか垢抜けた雰囲気です。

午後5時半、この旅初の5つ星ホテル「Berbere Palace(ベルベル・パレス)」に到着。



弟は出張で何度かこの町に来たことがあり、このホテルの前を通るたびに「いつか泊まってみたい」と思っていたとのこと。

「地球の歩き方」によると、俳優のブラッド・ピットも泊まったことがあるとか。

重厚なエントランスに、期待が高まります。

つづく