非日常から日常へ戻るパワーを得た先週からの出来事
夢はいつも現実と対峙する理由を与えてくれます。ただ、ハレとケの両方が大切なこと、絶対に絶対に忘れちゃいけない
過労死寸前かと思うほどに働いていた時期、例えば、あの過酷なリクルート時代、バケーションは最高の報酬で味わいもひと際大きかった。それに反して専業主婦になった時、主人の休暇に合わせて付き添ったバリ島やグアム旅行は全然楽しくなかった。グアムでは大喧嘩をして私は信じられないことに1日中ホテルの部屋にこもって泣いていたことを思い出す サイテーな妻だ
中学時代の夏休み、私は練習がハードで有名なハンドボール部でキャプテンだった。顧問はスポ根ドラマが流行した世代だったから、ある日のメニューなんて校庭50周。泣きそうだった。でも、キャプテンが倒れたら下級生がついてこられないから、男子が走るその後に私は先頭をキープしながら必死で歯を食いしばって完走した。キャプテンのプライドと意地だった。その後、貪るように浴びるように胃に流し込んだ水道水は、恐らく人生で一番美味しいお水だった。喉が渇くから、一滴の水にでさえ感謝できる。
だから、明日からの現実にきっちりと向かい合えそうです。ありがとう
というわけで、夢見心地で買い出しをしていなかったので、冷蔵庫の中の残り物で夕食は誤魔化しました。お皿だけ綺麗なワンプレートにすればまあまあ美味しそうに見えます。
デザートは「ラ・デュレ」のマカロン。私は「ヴァニーユ」が気に入りました
家事のBGMは、相変わらず辻さんのザムザンバンシー シャウトしながら皿洗いをすると気持ちがいいです。歌いながら洗濯物をたたんだり、床を雑巾がけすると、気分爽快です。「やっぱりこれからはロックだと思う」と芥川賞を今回受賞したばかりの磯崎憲一郎氏が言っていたけれど、本当にそう思います。彼だって、三井物産の人事で鬱憤が溜まると、シャウトしているのよ 角田光代の短篇『ロック母』は川端康成賞を受賞した傑作だった。あの短篇の中で、淡路島に住む年老いた母が昔とは違って急に変貌し、娘のカセットテープのニルヴァーナを聴きながら毎日掃除機かけている、それを実家に戻ってきた娘が目撃して驚く、っていうのが切なくておかしかった。
歴史では乱世に芸術が栄えるというし、ロックって健全な精神浄化方法な気がします。麻薬よりヘルシーなのだ