このブログにはテーマがありすぎるかもしれません。
食べること中心ではあるのですが、私自身ワイン好きであるため、たまにはワインを主人公にした話題も取り上げたくなります。
そして、料理人としてやっていく以上、特にフランス料理も本格的に学校で勉強したこともあり、ワインは切っても切り離せない重要な要素です。
それは、第一に「飲む」ことであり、また、「知る」ことでもあります。
かくいう私も、ワインは、ヨーロッパに移り住んでから知るようになりました。
あまりの奥の深さに、知れば知るほど興味は沸くし、もっともっといろいろ飲みたいという気持ちも沸いてきます。
私なんて、飲んだ種類も(量も)、知っているワインの幅もまだまだひよっこです。
在欧8年をそのままワイン歴とするにはちとずうずうしい気がするので、「ワイン歴数年」とでもして、そんな私が、はじめて!ボルドーの五大シャトーの逸品のひとつを飲む貴重な経験をしました
その栄えある第一弾は…
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シャトー・ムートン・ロートシルト(Chateau Mouton Rothchild)、ボルドー格付け一級昇格の歴史にいわくつきの、そして、毎年ラベルに数々のデザイナーを採用することで知られるボルドーの赤です。
ヴィンテージは1997。15年ものです。 15年も経っているのに、この若さはなんなんでしょう!!??まずそれにびっくりでした。 色だって、15年ものだともっとオレンジっぽく、古いワインだと分かる色に変わりそうなものなのに、それも感じない。色は「ガーネット」でしょうか。 ヤング&パワフル。というのが私の印象でした。黒っぽいベリーの香りやチョコレートっぽい香りも感じます。
こんな良いワインを飲むと、ふだん飲んでいる(といっても自分だけのためにワインを開けることはほぼないので頻度的にはごくわずか)安物のワインが本当に飲めなくなりそう…
そんなわけで、贅沢な一日を過ごしたある日の夜でした。