今年のお正月は、久しぶりにみんなを自分の家に招きました

夕方になると、友だちが少しずつ集まってきて。実は最初、少し緊張していました。家はあまり広くなくて、キッチンなんて本当に小さく、せいぜい二人が向きを変えられるくらい。それでも不思議と、こういうぎゅっとした空間のほうが落ち着く気がします。
気づけば全員そろっていて、お酒を持ってきてくれた人、デザートを抱えてきた人、玄関に入るなり自然にコートを掛けてくれる人もいて、まるで「今日はもう帰らないよ」と言っているみたいでした。部屋は一気ににぎやかになりました。
私はそのままキッチンに戻って、料理の続きを
鍋やお皿の音が重なって、換気扇を一番強くしても、なかなか熱気は逃げてくれません。包丁を動かしながら、リビングから聞こえてくる笑い声に耳を傾けていました。もう昔の写真を見始めている人もいれば、去年一緒に行った場所の話をしている人もいて。フライパンを返しているとき、突然、名前を呼ばれました。
「ちょっと待って。まだ出てこないで。」

何が起きたのかわからないまま、とりあえず火を止めて、キッチンを出ると―― その瞬間、リビングがどっと笑いに包まれました。テーブルの上には、小さなスタンドがひとつ。目を凝らして見た瞬間、思わず吹き出してしまいました。
――白雪姫。
いや、正確には白雪姫の体
でも顔は、まぎれもなく私でした。
その場で思いきり笑ってしまって。
すると誰かが、得意そうに言いました。
「どう?すごく自然でしょ?」
どうやら、以前の私の動画を使って、Supawork AI の動画の顔入れ替え機能で編集したものらしいのです。一瞬、状況が飲み込めなくて、でも動きや表情があまりに自然で、思わず笑ってしまって
その動画をもとに、さらにスタンドまで作っていたみたいで。本当に手が込んでいて、どこかおかしいのに、不思議とちょうどいい違和感でした。こんなふうに考えて、ここまで用意してくれたんだと思うと、それだけで胸があたたかくなりました。
その夜、私の顔をした白雪姫は、
画面の中だけでなく、食卓の真ん中にも並ぶことになりました
湯気の立つ料理と、グラスを掲げる私たちの影。
動画を流しながら、食べて、飲んで、去年のことをゆっくり振り返って。
仕事を変えた人、引っ越した人、ある瞬間に「少し大人になったかも」と感じた人。
リビングは決して広くなかったけれど、笑い声はずっと途切れませんでした。
大げさな儀式なんてなくて、ただ気心の知れた人たちと、少しの冗談と、少しのアイデアで、時間をそっと前に進めただけ。
こうして、顔を入れ替えた白雪姫と一緒に、 私は新しい一年を、笑い声の中で迎えました

新しい一年も、
またこんな小さな空間で、
大切な人たちと食事をして、話して、思いきり笑えますように。
どこにいても、
小さな幸せに包まれる時間がありますように
今年も、ゆっくり、安心して暮らしていけますように。
あけましておめでとうございます


