ここ数年、まわりで「転職」の話をする人が明らかに増えた。
残業が少し減ったらいいなとか、通勤時間が短くなったら楽だなとか、やっている仕事にもう少し意味を感じられたらいいなとか。そして、どんな話題でも結局避けて通れないのが——お金の話だ。
実際、オファーをもらったときに真っ先に見るのは、月給や年収の数字、という人がほとんどだと思う。でも、いざ転職して数か月経ってから、「なんかおかしいな」と感じる人は意外と多い。日本の給料は、「書いてある金額=そのまま手元に入る金額」ではない。
所得税はなんとなく知っていても、毎月確実に引かれる社会保険料、そして見落としがちだけど後から効いてくる住民税。特に転職のタイミングでは、
これらが同時に変わることがよくある。
だからこそ、手取り計算 シミュレーションの重要性が見えてくる。転職の判断は、「年収が高いかどうか」ではなく、「最終的に自分の手元にいくら残るか」を比べることが本質だ。
たとえば——
・年収が上がる → 所得税の区分が変わる
・会社が変わる → 社会保険の負担割合が変わる
・前年の収入が変わる → 翌年の住民税が一気に上がる
「もし本当に転職したら、毎月実際に使えるお金は、今と比べてどれくらい変わるんだろう?」そんな、かなり現実的な疑問をはっきりさせたくて、友人に勧められて使い始めたのが PayCalculator AI だった。日本の給与体系に特化した給与計算ツールで、今の年収を A、新しいオファーを B として入力するだけ。2つを並べて比較すると、見えなかった差が一気にクリアになる。
ときには、かなりシビアな結果が出ることもある。「年収は上がっているのに、手取りはほとんど変わらない」あるいは、「むしろ減っている」。
日本では、こういうケースは決して珍しくない。
特に、中小企業から制度の整った会社へ移ると、社会保険がきちんと満額で引かれるようになり、給与明細が急に「薄く」見えることもある。お金は、生活の土台になるもの。だからこそ、いちばん曖昧にしてはいけない部分でもある。
事前に手取り計算 シミュレーションをしていなければ、 こうした違いは、オファーを眺めているだけではほとんど分からない。
税制が複雑で、控除項目も多い日本だからこそ、
自分の「実際の手取り」を把握することは、
自分の生活にきちんと向き合うということだと思う。
もし今、転職を考えているなら、履歴書を書いたり、オファーで悩んだりするのと同時に、ほんの数分、数字を確認してみてほしい。
答えはいつも、誰のアドバイスよりも、給与明細の中に正直に書いてある。


