かつて、愛した人が自分の腹をかっ裂き、
死んでゆくのを受け入れなければいけない人達がいた。
その人の隣で、ただ寄り添う事すら許されず、
「ただ来世でもあなたを待つ。」
と言い残し去ってゆく愛する人を、
「今世では、来世の為に、誰かを強く愛し続けたと言う証を残せば良い。」
と言って見送った。
大切なのは来世で結ばれる事だと言い聞かせて。
近い将来、必ず迫り来るだろう障害。
その人と一緒にはいられないという現実。
誰かと会えば会う程に、彼を愛している事を実感する。
気を紛らわす事は出来ても、
あなたを思い出さない日は無い。
この障害が無ければあなたを想っていたと素直に打ち明けてくれたあの日から、
私の心はとても清らかになった。
あなたを愛しているという真実が、こんなにも美しいものかと思った。
あなたの寝顔を眺めながら、
時が止まれば良いと願う。
あなたに問いかける度に、
優しく伸びて来る大きな手。
その手が私の後頭部に優しく触れ、
抱き寄せられる。
あなたの首元に顔を埋め、
ただそれだけであなたの声が聞こえる気がした。
ごめんねとありがとうは、いつも同じ場所に居て、
私の心を強く締め付ける。
どうかあなたのありがとうが、ごめんねに聞こえない日が来ます様に・・・
星の綺麗な夜、
会いたくなったのはやっぱり今日もあなたでした。
mie