これは、悲しい恋である・・・
彼の部屋から戻る時、
私の心は決まって空っぽになる。
幸せを感じるのは、
彼との約束が成立した時から、
彼に会えるまでの、そのほんの僅かな時。
彼に会ってからは一瞬で、
今日も自分らしくいられないまま朝を迎える。
彼の胸の中で眠る時も、
この幸せが永遠では無い事を強く感じる。
次はいつ会えるのだろう・・・
あなたも私と同じ気持ちでいてくれているのだろうか・・・
そんな不安ばかりに押し殺されそうになる。
確かめたくて、私は自分が自分じゃ無い様に、
あなたに求める。
あなたに会った朝はどうしてこんなにも切ないの。
涙が出そうになる。
心はもう泣いているのに、
私はそれを無視して、気付かないふりをしようとする。
もう悲しい恋はしたくないのに、
大切に思ってくれる人の想いに、私は気付かない。
また自分を大切に出来ないまま、
空っぽの朝がやって来る。
これから、何度この空白な朝を迎えるんだろう。
抜け殻の様になった私を救い出してくれるのは誰?
ううん、それは自分自身。
わかっていても、無理やりにでも連れ去って欲しい。
mie