此れも遠い昭和の記憶・・
横須賀や福生あたりの郊外
元アメリカ軍の将校ハウスを改造した
アメリカ人6割日本人4割くらいの客構成の
其れこそ床に掃除用におが屑撒くような
殺伐としたアメリカン気取った店があった。
ちょいとフーターズ擬きのようなショートパンツ
ミニスカートで乳の容積が論外な姉ちゃんも居た・・
大概がハーフかクオーターに見えるくらいの。
何処か豪華で饐えた果物のような香りの漂う店で
初めて飲まされたハワイのヒナノとかいうビールは
微妙な甘さと限りない薄さのいわば酔う清涼飲料で
其れまでキリンラガーしか知らなんだ田舎坊やに
世界の廣さと奇妙な奥深さを・・というか・・
餓鬼なりのエキゾチズムとか覚えさせてくれた気がする。
ただ此の店、福生の半悪い親父に連れていかれた此の店に
往時つるんでたちびデブ連れて行くと明らかに・・
ステディレベルの坊やが来るんじゃないよってな雰囲気の
妙に生ぬるい目で見られた記憶もあるけど(笑)
此の頃かな、あえて爺むさいカウンターバーの
独り止まり木で飲むマールやカルヴァドス覚えたの。
ああ、久々にクラッシュアイスのカルヴァドス
薄いアメリカンビールチェイサーに飲みたい気が。