昭和追想 雑司ヶ谷の記憶・・のすじいの昭和トーク | のすたる爺の電脳お遊戯。

のすたる爺の電脳お遊戯。

北国の港町に生息する莫迦親父な生き物が
日々の手遊びを時に駄文で綴り
また戯れ絵で遊ぶ、泡沫の如き代物。

遠い日の東京、学生時代の終わりごろ・・

一緒に居たちびデブ少女を連れて
時折出かけた雑司ヶ谷鬼子母神間近の都電停留所は
屋根が無く古い線路が柱のように立てられていて
其のためか時に夕焼けが綺麗で・・

初夏の夕刻、今晩、お部屋泊まっていい?と
ふにゃっとした笑顔で言った脳足らずに
ああ、とか、うう、とかしか返せず

ただ其の幼な顔と発育し過ぎの胸を見てた時も
其の背景は何処か切ない色の薄い茜空だった。



連れのちびデブ乳娘が照れながらぽつりと
=ここ、ほんとにぃ・・駅ぃ?=と呟き
すうっと距離を詰めてきた瞬間も・・
酷く幸せに、何処かいけない事をしてる気分で見ていた気も。



まあ、其のあと・・踏切渡ってきた小学生の群れに
=あ~、あんなとこでエッチしてるう=と
大声で囃(はや)されて男女両方とも
照れと驚愕で夕焼け並みに真っ赤な顔に成ったんだが(笑)

・・純情だったな、其の後の夜は、まあ、不純の塊だったけど。