走馬灯とは言わないけど
このマンションに内覧に来て
結婚して良かった
毎年毎年幸せになってく
そう思った
元夫のことは好きではなかったけど
愛されてることで満たされてた
お姫様になったようで👸
それから赤ちゃんが生まれ毎日大変だったけど
この子は宝物
そう思った
マンションを買って引っ越してきたものの
私はまだ24と若くて
長女を公園デビューさせた時に
お母さん連中の一人が放った一言は
「赤ちゃん本舗のお洋服ね!」だった
確かにそうですよ、赤ちゃんはすぐ大きくなるので
赤ちゃん本舗で買った洋服を着せてます![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
意図するものがハッキリ分からなかったけど
見渡してその公園にいる子供たちの服装は
確かにブランド服ばかりだった
ファーストシューズはミキハウスがいいわよ、
よちよち歩きの子供が躓きにくい設計らしいの
へー、そうなの?
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
マンションのローンのやり繰りだけで大変だったけど
娘に恥はかかせられないし
そんな設計の靴なら高くても書いて娘に履かせたい
今思えばバカバカしい
だけどまだ若くて周囲の先輩ママや
年上のママ友を見て見よう見真似で必死だった
仕方ないね
今の私なら知識もあるし
失敗した経験や一度は良いものを手にした経験があるからこそ
そんなことをしようとは思わないけど
当時は若くて貧しい家庭に育ったことから
自分の娘の衣類も周囲に合わせて高価じゃないと恥だと思った
そんな出来事から奮起して
背伸びして
他にもお金を使って楽しいことを沢山すればよかったのに・・・
このマンションでの生活の半分以上な見栄だった
だけど家に子供らと過ごす時間はホッとできて楽しかった
あの愛しい時間はもう戻らない
だったらしがみつく理由はない
半信半疑だよ
ここを出て行かなきゃいけないなんて
愛されてた時間
子供らが愛しくてたまらなかった
あの時間をここで過ごした
もう誰もいない