遠山桜(篠原涼子)は、美容室『HAPPY−GO−LUCKY』吉祥寺店の副店長を務める39歳の独身女性。スタイリストとしての腕は確かだが、自分のことになると無頓着な桜は、ある朝、あごにヒゲが生えているのを発見し、ショックを受ける。
同じ日、銀座本店の店長で、桜とは同期入社の立花凛太郎(藤木直人)が吉祥寺店の新店長に就任する。毒舌のマイペース男・凛太郎とはウマが合わない桜は、本社社長の萩原寿男(風間トオル)に直談判した。が、不満があるなら辞めろと言われてしまう。
そんなある日、桜はふたりの親友、専業主婦で夫・公平(遠藤章造)とのセックスレスに悩んでいる武内美樹(大塚寧々)、バツイチのスポーツジムインストラクターで肉食系の長谷川志麻(飯島直子)と健康ランドへ行く。3人がエステルームに入ると、担当者が、桜のあごの絆創膏に気づく。桜がヒゲを抜いたときにできた傷だと明かすと、その担当者は、過労やストレスなどから体が男性化する"オス化女子"がいると説明する。
別の日、凛太郎の顧客で、桜とも知り合いの大神千代子(菜々緒)が来店する。千代子の紹介で、合コンパーティーに参加することになった桜は、美樹、志麻を誘ってパーティーに参加する。が、誰にも相手にされず、ひとりで浴びるように酒を飲んだ桜は、酔いが回りロビーへと出てくる。そこで桜は、プロのBMXライダー・佐伯広斗(三浦春馬)に出会い…。