シミは、おもに、6種類に分類することができます。
CMの影響か、「シミ=肝斑」と思う人が多いようですが、女性が気にするシミの多くは、老人性色素斑。
いわゆる日やけでできたシミです。
シミが気になり始めると、まず美白化粧品でケアする人が多いのですが、どんなシミにも美白化粧品が効くわけではありません。
美白化粧品の働きは、皮膚の中でメラニン色素がつくられるのを防ぐこと。
つまり、これからできるシミの予防が主な作用です。
いまあるシミを、漂白剤のように漂白してくれるものではないのです。
それを知らず、むやみに美白化粧品を使い続けても効果は得られません。
特に、メジャーなシミである老人性色素斑は、皮膚の中でメラニン色素がふえているだけではなく、皮膚の構造自体に変化をきたしているものです。
そのため、完成してしまった老人性色素斑は、美白化粧品を使ってもあまり薄くならず、レーザー治療
などで皮膚の構造ごと治す必要があります。
美白化粧品は、シミを消すというより、予防のために使うものと心得ましょう。
シミの部分だけでなく顔盆体に毎日使っていれば、5年後、10年後の肌は確実に違ってきます。