『拘り抜いた』
って書くのは簡単ですので
具体的に解説させていただきます！
全体を彩る赤いビーズは100年以上前のトレードビーズ、『ホワイトハーツ』を使用しております。
こちらのホワイトハーツはレプリカにある大ぶりな物では無く、あくまでもオリジナルに拘って集めさせていただきました。故にヒビの入っている物も多く、空いている穴が小さすぎたり大きすぎたりしているので100粒ある中から60～70粒程を選別して使用しております。現在手に入るホワイトハーツは、ほぼレプリカと言って良いと思われますので、私達が今後オリジナルを用意し続ける事は大変難しいと思います。
アンティークの螺旋SILVERビーズは、長年アクセサリーデザイナーをされている方からトレードで用意していただいたスペシャルな物です。
こちらのビーズが15個しかない為、今回のブレスレットが15個限定販売となってしまいました。二度と私達が手にする事は無いであろうオリジナルのシルバービーズです。
ホワイトハーツのサポート的役割として用意したSILVERビーズは純銀の物を採用しました。純銀は柔らかいため比較的割れやすいホワイトハーツビーズを負荷によって壊さない為の工夫です。こちらの純銀ビーズは925を採用しているTOPなどの繋ぎの部分に使用しております。柔らかいので経年変化も楽しみなビーズです。
留め具となるフック及びリングは純銀を採用しております。負荷により折れてしまったり、必要以上の力をかけずとも着脱できるようにする為です。
SILVER TOPは太陽とスカラベをモチーフにしました。
都内の職人さんに造形、キャスト含め作っていただきました。このTOPの細かい造形は失われつつある日本の誇りと呼んで良いと思います。たった15個のシルバートップを作るために造形、キャストを作っていただきました。本当に感謝です。
太陽は言わずもがなですが、この三匹のスカラベは…それは店頭で説明致します。
SILVER925を採用しております。これは留め具の部分が壊れるのを防ぐ為の補強のためです。私達は残り7.5%を銅で補いました。コストは非常に高くなりますが良質、かつ重厚感を出すためです。スターリングシルバーと呼ばれるこの合金は純銀と同じ扱いとされる程の品質を持っています。このスターリングとは本物、信頼できるというような意味があり、鉛やニッケルの入ったアレルギーを引き起こす粗悪な銀ではありません。私自身、こういった機会が無ければわからなかったのですが、925=スターリングシルバーでは無く、あくまでも92.5%の銀、7.5%の銅の合金だけスターリングシルバーと呼ばれるそうです。
これらをまとめあげているのは『シニュウ』という素材です。細かい繊維質を蜜蝋によって纏め上げた糸で非常に丈夫で水にも強いです。
つまり、常に身に着けていただけます。風呂も海も、あんな時もこんな時も。この素材は前働いていた店で扱っていたアクセサリーブランドで使われていました。知ってる人は知ってるかと思いますが、私、結構思いを込めてやってましたので、シニュウを使うというのは中々感慨深いものです。
以上拘りでした。
大人の方はもちろんですが、若い子が無理をして買ってくれているのがとても嬉しいとみんなで話しています。
あと数本。元から数本ですがね。
あと7本で売り切れです。
ぜひぜひお買上げご検討のほどよろしくお願いします。
ちなみに腕のサイズによってはオーダーをいただいてからの作成となりますのでご了承下さい。
以上拘り抜いた話でしたm(_ _)m