今日、お客様のお顔のマッサージをしている時に
その安心しきった安らかなお顔を見ていて

「ああ、こんなにも無防備に身を任せ
心を委ねてくださっている・・」

と感じたあと、
ほとんど戦慄と呼べるほどの衝撃が体に走りました。




大げさかもしれないけれど
お客様の生命を相手にしているお仕事だなぁ
という思いは以前からありました。


でもここまでの衝撃を味わったのははじめて。



私への絶対的な信頼があるからこそ
こんな穏やかな表情で身を任せて
くださっているんですよね。


この「信頼してもらっている感覚」は
親である私が子供からいつももらっているそれと
とてもよく似ている気がします・・・・・



すごく無邪気な。


すごくpureな。




pureで無邪気でワクワクした信頼感は
とても軽い感じがするのだけれど、
だからこそ逆にとても重いことだと思ったんです。



重く受け止めるべきことだなぁと。




生命の重みを、その信頼感の重みを
この方の今この瞬間に向かって進んできた人生の全てを
この方の存在の全てを支えている60兆個の細胞を
私は今この手で受け止めている。



一人の女性の未来へ向かうエネルギーが
私の手の中を一瞬でも通過していくという
厳然たる事実が私を戦慄させていたのだと思います。



こんな有難いことはありません。



簡単な気持ちで触れることはできない感じと共に
そこはかとない感謝の想いが溢れ出しました。



私の過ごしてきた人生の全てと
これから先に向かうエネルギーの全てを
ここに交差させないといけないな、
と思うようになりました。




いえ、本来はそんなに大げさなことは
必要ないのかもしれません。



お客様は気持ちよくて綺麗になりたいのですから。



でも、気持ちよくて綺麗になること以上のものが
あるかもしれないと私は思っています。




たとえば舞台女優がその日集まった観客のために
一瞬の演技に人生のすべてとエネルギーのすべてを
注ぎ込むように、私はトリートメントに
懸けたいと思っています。




今日お客様のお顔に触れながら
また想いを深めることができました。



毎日毎日手を動かして心を込めて
お客様に触れることで自然と学ぶことがある。


このお仕事は深くて素晴らしいのです。




きっと20年経っても同じだろうな。



自分で「極めた」と思うことはきっとない。



だからこそ極めていきたいと思う。



トリートメントという名に縛られない、
トリートメントの向こう側にたどり着きたい。



極めようとする人にしか見えない世界が見たい。




毎日そんなふうに仕事をしています。




私の職人としてのわがまま、自己満、
横柄さではあるけれど
それを受け取ってくださるお客様に
感謝することを忘れず
精進していきたいと思います。




ただただ、ありがとうございます。




私にこの仕事を与えてくださった全ての存在に。






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貴女のすべてを肯定する

プライベートオーガニックエステ

prism

オーナーセラピスト:山野千琴

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