
初日の晩もなかなかの猛風雨でして、翌朝には2組が旅立たれ、2組が山小屋に避難されてました。
テント内浸水が凄かったようです。
テントを張る場所って大事ですが、今回ほどの大雨の場合、至る所に水の道が出来ていて予測するのは難しいです。
小降りを見計らって外に出て、スコップで排水溝工事をしていたのも浸水を回避できた原因です。
という訳で2日目の黒部五郎テン場は、貸し切りでした。
3日目は5時出発。
10時間の工程で登山口の飛越トンネルを目指しました。

登山道は川になってます。
この時点で靴も浸水。
この日すれ違ったのは登山者は1人だけでした。
悪天候の使者ライチョウは10羽以上出会い、初めてライチョウが飛ぶのを見ました。
一日中雨降りのつもりでしたが、北ノ俣分岐から下り始めた午前11時、雨が止みスカッと視界が開けました。
最後のご褒美って感じです。
ここからの5時間弱の下りもとても長かったです。
この辺りの山は傾斜はきつくないけれど、距離がすごく長いのです。

日本最後の秘境というだけあって、そう簡単には近づけません。
工程を考え直して、再チャレンジです。
雨降り登山は塗れるし、稜線では飛ばされるほど風が吹く場所もあり、身体は冷えます。
ただ、こういった悪条件の中でも無事に下山できる方法を考えることは大事かなっと思いました。
帰宅して、山道具を片付けながら新聞を見ると、ヨットレースに出場される冒険家・白石さんの記事がありコメントがありました。
「日本は危険を避けることばかり教え、乗り越えることを教えない。時には居心地のいい自分から飛び出しましょう」
遊びも仕事も、この考えは大事ですが、難しいので努力します。