今津の現場、最後の仕事はテーブル作りでした。うちの倉庫に長い間眠っていた無垢一枚板(木の種類は解りません)です。
大きさは幅60㎝×長さ2m×厚み8㎝です。
乾燥による反り・曲がりを修正します。
両木口に水平線を墨して、それが真直ぐつながれば平らな板ができる訳です。
これほど広い面を削ることはめったにないので、電気カンナで削る手順を考えながら取り組みました。
まず、一番盛り上がっている個所から削り2m方向の凸凹を直します。
手触りと定規をあて確認しながら削ります。
次に60㎝方向ですが、2m方向を削っているときに自分の感覚で60㎝方向も整えていて、結構合ってました。
ただ、板の中央の凹みが深く、面が整った状態から3㎜ほど削りました。
最終的に60㎝方向は水平器を置いて水平を合わせながら削ります。

二枚目の写真が真っ平らの状態です。
片面1時間半、両面で3時間、80㎜だった厚みは68㎜になりました。
電気カンナの刃は自分で砥石で研磨するのですが、刃を真直ぐ研ぐのではなく、両端をきつめに研いで角が立たないようにしています。
電気カンナの削り幅は138㎜、広い面を削るのには何回もカンナを走らせます。
角が立つと段差ができるのです。
元口のほうから乾燥による割れが入っていたので蝶々を。
オイル仕上げなので、後は紙ヤスリで仕上げます。