②根本的な原因 〜なぜそのような状況になるか〜


何故そうなるかを理解すると、健常者の方でも理解が深まると思うので、障害者の視点側から記載しております。


・その1の理由  「自殺衝動※常に繰り返す」


基本的に、共通することは、『幼少期の虐待や性的搾取など』のトラウマが原因なことが多いです。


私自身の場合だと、母親に無理心中を実行され、継続的な言葉・DVによる虐待が原因です。

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その為、幼児期のトラウマにて本来必要であったはずの[親と子の愛情]が欠如しており、母親の無償の愛というものを知識としては理解していても、体験として実感していない状況があります。


愛情に飢えており、その感覚が健常者と比べると、麻薬並みに強く、依存します。


そういった背景から、愛情表現が得られず、また理解出来す、その感覚を他人に求めてしまいます。


また、健常者が考える以上の厳しい精神異常症状が出ます。

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そうして、夢や死後の世界に健常者と比べて異常な希望があります。


私自身もそうですが、小学生の時に、布団にくるまって寝ていると、深夜に両親が包丁を出し、殺すとか殺さないといった話で大声で喧嘩をしていました。


だから、小さな弟と「寝たら、夢は楽しいから、寝て明日を迎えよう」と言って、布団に包まって寝た記憶があります。


また、母の口癖は『死ねば楽になる』『一緒に死のう』でした。


それにより、私は、[夢の世界]や[死の世界]が理想郷となりました。

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だから、何気ない日常に【死】が、隣り合わせにいます。


そして、私の場合は、目が覚めた時に首を絞められていた経験もあり、[夜から朝]にかけて、自殺衝動や感情コントロールが効かなくなる現実があります。


私が知る限り、境界性パーソナリティ障害の人たちには同様に、幼少期に強いトラウマがある為、衝動として「死んでしまった方が楽」というマインドセットが常にあり、自殺で死ぬことが目的になっています。


また、それが軽度の方の場合、「周りの人に気を引いてもらえる」ということにつながり、さらに繰り返すこととなると言われています。

※私は重度だったので、完全自殺マニュアルを読み、アイキャンフライ!とか致死量薬物摂取で胃洗浄を繰り返してましたが・・・


ただ、軽度であっても「自殺衝動」と「感情コントロールが効かない」点は同じです。

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・その2の理由  「記憶障害」


私の過去の経験からあるように、幼少期のトラウマがある方は一様に「記憶障害」があることが多いです。


これは精神心理学としても有名なことで、辛い過去と向き合い続けては人は生きていけません。


その為、[辛い記憶を消しゴムで消すこと]で、自我を保っています。


逆に、だからこそ、「良かった時の記憶」だけが残ることになってしまいます。

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この部分は、最早、そういう性質がある人間としてして捉えて理解するしかないと思います。


そして、この有効な対策手段として、『日記やメモを書くこと、記録に残すこと』が大切です。


私自身も、過去の恋愛の際に、良いことだけでなく、相手を傷つけた言葉も、なるべくスクリーンショットを撮って残しており、その写真を、眠れない夜に何度も何度も読み返して、理解しようと努めました。


それぐらいしか、消えていく記憶にあがらう手段はないと思います。


もし、同じ症状の人が見ていたら、もしくは、そのパートナーさんが、この記事を見ていたら、良い記憶だけでなく、良くない記憶もあえて残す事をお勧めします。


それを見返して理解しようとすることは、我々境界性パーソナリティ障害の人たちの長い夜なら、好きな人の為なら、出来るはずです。

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➡️③に続く

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