勉強で困らないために

勉強で困らないために

成績が上がらない。そもそも勉強しない。「どうすれば?」よりも「どうあるべきか?」
教育の王道を突き進む『学習塾LOGOS』(福岡県春日市・太宰府市・大野城市)の代表が考える勉強の本質とは。

福岡県公立入試の数学は、基礎、応用の境目がキッチリしている。


いわゆる基礎と言えるのは大問1️⃣。

小問が9問で各2点。計18点。

そして大問2️⃣3️⃣については、どちらかは普通の問題だが、一つは知恵系(地頭系?)の思考問題が出題されることが多い。さまざまなパターンを練習するも、やはり当日勝負にはなる。ここでどちらかをしっかり取れれば5〜7点は取れる。

大問4️⃣は関数。(1)〜(2)は基本的な関数スキル(グラフ理解など)で、(3)以降が応用問題になる。(1)〜(2)で4〜5点。

大問5️⃣は平面図形。

最初に基本的な図形の知識問題が出て、あと証明がきちんと書けるかどうか。

証明までできれば5〜7点。(3)以降はおそらく半分以上の生徒が「手つかず」になる。

大問6️⃣は空間図形。

(1)は基本的な立体の知識問題。

(2)も基本的な測量(面積体積)だが、それでもほとんどチャレンジしない。(3)以降はやはり半分以上はスルー。

ここで多くの生徒が2点。


大問1️⃣〜6️⃣の合計で、

①30点(すべて基礎問題)

②35点(基礎+証明)

③40〜45点(基礎+証明+各(3))

④45点〜

となる。


非常に明確なので、闇雲にただ勉強するのではなく、どこで点数を伸ばすかを決めて準備をしたいところ。


数学は、できる問題しかできない。当日どれほど頭がスッキリしていても、準備をした問題にしかチャレンジできない。

30点の準備をしていれば、仮にテストが2時間であっても30点にしかならない。

上位校を目指すのであれば、2時間あれば満点が取れるような準備はしておきたい。図形の難問であっても「時間さえあれば」という状態まで準備練習が必要だ。


ちなみに福岡県の数学は、トップ校であっても45点程度(60点満点)取れていれば合否に影響はない。大問5️⃣6️⃣の最終問題を両方スルーしても52点は取れる計算になるので、時間配分は気をつけたい。

逆に満点を目指したい場合、個人的にはとてもロマンを感じるが、その場合は大問4️⃣までを20分程度で終わらせなければならない。つまり60点を目指す人と50点を目指す人とで、1問にかけられる時間が大きく違うのだ。


数学は「選択と集中」。


しっかり準備をした、「できるはずの問題」をミスなく解答すること、そして想定通りの点数を取ること。そういう教科である。

繰り返すが、数学の点数は受験前にもう決まっている。何点想定の準備をしたか。それだけだ。



最後に図形について。

図形問題はヒラメキと言われるが、それ以上に経験値が必要だ。いやむしろ、経験はヒラメキを凌駕する。1つでも多くの使える武器、ワザを身につけ、1問でも多くの問題を解き、「見たことある」図形を増やしたい。

そのうえで本番勝負すれば、仮に時間内に解けなくても、次の社会科以降、冷静にテストに取り掛かれる。

45点以上を目指すのであれば図形は避けることができないので、逃げずに練習しておきたい。



残り2週間は、的を絞って5点を上げる準備をしましょう。