ひとり息子とは疎遠になり、寂しく暮らしていた高校教師の千堂真澄(松重豊)。
かつては生徒に昔ながらの熱血指導をしていたが、今のドライな子どもたちには通用しないと、日々もどかしさを覚えていた。
そんなある日、千堂は突然息子の事故の知らせを受け、病室に駆け付ける。
すると目の前には植物状態で横たわる息子・勝喜(井之脇海)の姿が。
ぼうぜんとたたずむ千堂のもとに派手な衣装を着た3人の少女、椎奈(若月佑美)、怜央(芋生悠)、ひらり(加藤小夏)が突然やって来る。
彼女たちは勝喜がプロデュースしている崖っぷちの地下アイドルグループ「オトメがたり」だった。
そんな解散寸前のアイドルの彼女たちの熱意に次第に心を動かされた千堂は勝喜に代わってアイドルプロデューサーになることを決意。
息子が目覚めるまでグループを守ろうと、地下アイドル業界で奮闘することになるのだが…。