【目次】
■PART1 写真撮影で必ず理解しておきたい基本項目65
01 デジタル一眼はレンズが交換できるデジタルカメラのこと
02 デジタル一眼の中でミラーを搭載しているのがデジタル一眼レフ
03 デジタル一眼の中でミラーを搭載していないのがミラーレス一眼
04 デジタル一眼レフとミラーレス一眼は機能の中身が大きく違う
05 集中して撮影したいときはファインダーで撮ってみよう …ほか

■PART2 応用的な撮影で欠かすことのできない実践的項目50
66 1秒あたりの連続撮影コマ数はメモリーカードの種類や保存形式などで変化する
67 舞台や寝ている赤ちゃんの撮影で便利な静音モード
68 三脚使用時の低速撮影で使いたい2秒タイマー
69 シャッターを開け続けることができるバルブ機能
70 長時間露光時のノイズを軽減してくれる長秒時ノイズ低減機能 …ほか

■PART3 写真表現を左右するアイテムについての必須項目55
116 遠近感を強調しながら風景を広く撮れる広角レンズ
117 圧縮効果を利用しながら狭い範囲を切り取れる望遠レンズ94
118 明るいレンズとは開放値の小さなレンズのこと
119 大口径レンズとは口径の大きな明るいレンズのこと
120 被写体に近づける距離を示す最短撮影距離 …ほか

■PART4 撮影後の仕上がりを決定づける重要項目30
171 RAW現像すれば撮影後でも露出や色みを修正できる
172 RAW現像ソフトには純正と汎用ソフトのふたつがある
173 管理から現像処理までがシームレスに行えるAdobe Lightroom
174 Adobe Lightroomでの使いこなしポイント① …ほか

【覚書】

横構図は自然な見え方で撮影できるのが特徴です。要素を広く入れ込めるのも魅力で、壮大さを強調できます。


縦構図は、主題を力強く見せられます。一番の魅力は左右を切り取り、被写体を限定的に写せることです。特にポートレイトや高層ビルなどの縦長の被写体はこの傾向は強いです。


要素が多い場面では主題と副題の関係を意識しよう。


建物などの輪郭のはっきりした被写体は垂直水平を意識しよう。


主題をインパクトいっぱいに表現できる日の丸構図。


斜め構図は特徴的なラインをわざと傾けることで、躍動感を演出する構図法です。とくにスポーツや乗り物といった動く被写体に対しては、少し画面を傾け、斜め高すぎをつくるだけで気軽に躍動感が演出できます。また、建物や樹木などでは斜め構図を利用することで、より広がりのあるイメージで、躍動感や開放感が表現できます。


主題の被写体に対し、広めに空間設けるだけで、より開放感のある描写が可能になります。空間を用いた描写は、背景ボケがポイントになります。視線の先に空間をつくると未来的なイメージを、視線の後方に空間をつくると過去を振り返るようなイメージを演出できます。


ハイアングルは総じて、力強く落ち着いた雰囲気を表現できます。うるさい背景をシンプルに描写するために用いることもあります。広角レンズを使えばダイナミックに、望遠レンズを使えば落ち着いた重厚感のある雰囲気で被写体がとらえられます。


ローアングルでは広角レンズを使うことで、遠近感を強調できます。樹木や高層ビルは上に伸びるイメージが強調されますし、ポートレイトでは全身をローアングルからとらえることで脚長小顔に撮影できます。


絞り込みすぎて解像感が低下する回折現象。


レンズ性能はF8前後で画質がピークになる構造になっています。


キラキラした玉ボケは背景が輝いていることが条件です。絞りを開くだけでなく、望遠レンズを使い、主題に可能な限り近づきながら、奥行きのある背景で撮ると、よりダイナミックな玉ボケが演出できます。


ヒストグラムの山が右に寄るほど画像は明るくなります。ヒストグラムは幅が広がるほど、コントラストが高くなります。


中心からトーンカーブを引き上げると画像が明るくなります。


フィルム調に仕上げるには、トーンカーブで低コントラストにする。


豊かな色再現が魅力の顔料タイプ、発色が鮮やかな染料タイプがあります。