美術史に革新をもたらした二人の巨人を特集する2回シリーズ。第2回は、西洋美術史研究をけん引し続ける美術史家・高階秀爾(たかしな・しゅうじ)さん、92歳。その著書『名画を見る眼』は、ルネサンスからモダンアートまで、巨匠たちの傑作を丁寧に読み解き、初心者にもわかりやすい最高の指南書として読み継がれている。ベラスケス、マネ、ルノワール、ピカソなど、巨匠たちの魅力を、高階さん自身の言葉で探訪する。