24才のブライアンは、ニューヨークに住む小説家志望の青年。数えきれないほどの出版社に作品を送っているものの、未だ夢は叶いません。しょっちゅう電話をかけてくる両親は、小説家など諦めてロースクールに通えと説教を繰り返します。ある日のこと、マンハッタンの街中を歩いていたブライアン。通りに佇み煙草を吸う1人の美女に目が釘づけになり、勇気を出して声をかけます。彼女はフランス人で、名前はディズニーの人魚姫と同じアリエル。会話が弾んだ2人は、翌週も同じ場所で再会します。33才で元モデルだというアリエルは、平日の5時から7時までなら会えると言います。恋の予感にときめくブライアンでしたが、彼女には外交官の夫と2人の子供がいました。“5時から7時まで”は、フランスでは不倫の隠語だと言うのです。「君の夫は平気なの?」と驚くブライアンに、「夫にも愛人がいる。私の文化では批判しないわ」とさらりと答えるアリエル。不倫の誘いに躊躇するブライアンを見た彼女は、「あなたの意見を尊重しなきゃね」と微笑み、去っていきました。それから2週間。アリエルのことが頭から離れないブライアンは、3週間目の金曜日に再び彼女のもとへと出かけて行きます。
5時から7時まで、2人きりの日々が始まりました。ホテルで過ごしたり、映画を見たり、公園を散歩したり。ブライアンは、アリエルの知性と美しさにどんどんのめり込んでいきます。ある日、1人の紳士が街中でブライアンに声を掛けてきます。ヴァレリーというその男性は、なんとアリエルの夫。彼は、妻との不倫を責めるどころか感謝を示し、夕食に招待するよと言うのです。すっかり面食らったブライアンですが、訪れたヴァレリー宅でさらに驚きます。夕食に招待されていた客は、有名レストランのオーナーや指揮者など、一流の人物ばかり。おまけにヴァレリーは、自分の愛人である編集者のジェーンまで同席させていました。ヴァレリーとアリエルにとって、自分達の愛人もまた家族同然なのでした。帰りのタクシーの中、ブライアンはジェーンに疑問をぶつけますが、ジェーンはあっさり「楽しければいいのよ」と答えます。
アリエル達の生き方に抵抗を感じながら、上流社会にすっかり魅了されたブライアン。レストランに自分の両親を呼び出し、アリエルを紹介します。息子の恋人がれっきとした人妻だと知った父親は唖然。ユダヤ人として、第二次世界大戦中のフランス人への恨みつらみもあわせて2人の交際を大反対します。母親は反対にアリエルと意気投合。「息子を好いてくれるのだからいい人よ」と夫をなだめるのでした。盛り上がったブライアンは、彼女に「愛してる」と告げます。アリエルの子供達ともすっかり仲良くなり、充実した日々を過ごすある日、ブライアンの小説が新人賞に輝き、6000ドルの小切手が届きます。授賞式ではジェーンに有名編集者のガラッシを紹介され、いよいよ出版が目前となります。しかし、ブライアンの心はアリエルのことで一杯。小説の賞金でディオールのリングを購入し、ついにアリエルにプロポーズします。
アリエル達の生き方に抵抗を感じながら、上流社会にすっかり魅了されたブライアン。レストランに自分の両親を呼び出し、アリエルを紹介します。息子の恋人がれっきとした人妻だと知った父親は唖然。ユダヤ人として、第二次世界大戦中のフランス人への恨みつらみもあわせて2人の交際を大反対します。母親は反対にアリエルと意気投合。「息子を好いてくれるのだからいい人よ」と夫をなだめるのでした。盛り上がったブライアンは、彼女に「愛してる」と告げます。アリエルの子供達ともすっかり仲良くなり、充実した日々を過ごすある日、ブライアンの小説が新人賞に輝き、6000ドルの小切手が届きます。授賞式ではジェーンに有名編集者のガラッシを紹介され、いよいよ出版が目前となります。しかし、ブライアンの心はアリエルのことで一杯。小説の賞金でディオールのリングを購入し、ついにアリエルにプロポーズします。
リングを見せられたアリエルの表情が曇ります。アリエルもブライアンと同じ気持ちでした。出会った日から運命を感じていたのです。しかし、子供もいる彼女に状況は複雑すぎました。ブライアンの真剣な気持ちを理解したアリエルは、「明日もここに来て。夫にも連絡する」と言って帰って行きます。その夜、ブライアンの部屋をヴァレリーが訪ねてきます。彼は、「君を家族に迎え入れたのに」と失望していました。それでもブライアンを責めることはせず、「彼女のことを頼む」と言い残し、25万ドルの小切手を置いて帰って行きます。翌日、ブライアンがホテルへ行くとアリエルの姿はなく、彼女からの置手紙だけがありました。そこに書かれていたのは、別れの言葉。ヴァレリーに尊敬の念を抱いて結婚したアリエルは、ブライアンと出会ってようやく本当の愛を知ったと書いていました。しかし母親である彼女にとって、一番大切なのは子供達を傷つけないことだったのです。その後、ニューヨーカー誌に小説が掲載され注目を浴びる中、アリエルと別れたショックで部屋にひきこもるブライアン。そんな彼をなぐさめたのはジェーンでした。彼女はブライアンに罪悪感を抱き、ヴァレリーと別れていたのです。再び小説に打ち込んだ彼の作品「マーメイド」が書店に並ぶ日が来ました。数年後、ジェーンは指揮者と結婚し、子供をもうけて幸せになっていました。ブライアンも妻子を持ち、家族で街中を歩いている時に偶然、アリエルとヴァレリーに出会います。和やかに挨拶を交わす4人。ブライアンは、アリエルが自分の送ったリングをはめているのに気づきます。2つの家族は笑顔で別れますが、ブライアンは感じます。「永遠に続かなくても、価値がなくなるわけではない。絆は決して、壊れることはない」。
リングを見せられたアリエルの表情が曇ります。アリエルもブライアンと同じ気持ちでした。出会った日から運命を感じていたのです。しかし、子供もいる彼女に状況は複雑すぎました。ブライアンの真剣な気持ちを理解したアリエルは、「明日もここに来て。夫にも連絡する」と言って帰って行きます。その夜、ブライアンの部屋をヴァレリーが訪ねてきます。彼は、「君を家族に迎え入れたのに」と失望していました。それでもブライアンを責めることはせず、「彼女のことを頼む」と言い残し、25万ドルの小切手を置いて帰って行きます。翌日、ブライアンがホテルへ行くとアリエルの姿はなく、彼女からの置手紙だけがありました。そこに書かれていたのは、別れの言葉。ヴァレリーに尊敬の念を抱いて結婚したアリエルは、ブライアンと出会ってようやく本当の愛を知ったと書いていました。しかし母親である彼女にとって、一番大切なのは子供達を傷つけないことだったのです。その後、ニューヨーカー誌に小説が掲載され注目を浴びる中、アリエルと別れたショックで部屋にひきこもるブライアン。そんな彼をなぐさめたのはジェーンでした。彼女はブライアンに罪悪感を抱き、ヴァレリーと別れていたのです。再び小説に打ち込んだ彼の作品「マーメイド」が書店に並ぶ日が来ました。数年後、ジェーンは指揮者と結婚し、子供をもうけて幸せになっていました。ブライアンも妻子を持ち、家族で街中を歩いている時に偶然、アリエルとヴァレリーに出会います。和やかに挨拶を交わす4人。ブライアンは、アリエルが自分の送ったリングをはめているのに気づきます。2つの家族は笑顔で別れますが、ブライアンは感じます。「永遠に続かなくても、価値がなくなるわけではない。絆は決して、壊れることはない。」




