世界で最初にできた野外博物館であるスカンセンの主な建物を紹介。

 

The Kyrkhult Farmshouse

18世紀にブレーキングで建てられた農家。スウェーデンによく見られる建築様式で、両側に2階建ての建物は、1階は夏の寝室と、織り部屋、2階は倉庫になっている。真ん中にある居住スペースには、炉とオーブンを組み入れたコンロが置かれている。

 

 

The Mora Farmstead and the summer pasture farm

ダーラマ地方にあったモーラ農場。ここでは、小規模農業と畜産業が行われていた。夏の間はここで飼われていた牛を牧草地のある農園に移動していた。牧場では、ミルクを使ってチーズとバターが作られた。

 

 

 The Iron Master’s Farmstead and Laxbro House

18世紀の裕福な鉱山所有者の家。ヴェストマンランドの鉱山地区にあった。すべての建物がログハウスで、樺の樹皮と芝生で屋根を覆っている。

 

 

 The Oktorp Farmstead

ハランドにあった1870年代の一般的な農家。ハランドの森にはナラとブナが生え、それらの木材がよく使われていた。住居棟は、ふたつの高い倉庫に挟まれた低い建物になっている。

 

 

 The Delrbo Farmstead

この農場では、木材の販売のほか、織物に欠かせない亜麻を作っていた。リネンやウールの加工所も併設していた。庭は建物に囲まれているスウェーデン北部でよく見られる様式。

 

 

 Skogaholm Manor

18世紀にスウェーデン中部にあった貴族の家。母屋のほか、納屋、馬小屋などさまざまな建物がある。大きな農場があり、そこで働いているスタッフの住居もある。

 

 

 The Älvros Farmstead

スウェーデン北部の農家。牛を飼っていたほか大麦を育て、同時に林業も行っていた。牛皮を使ったロープも作られていた。

 

 

 Hornborge Cottage

1898年にスカンセンに移築。主は工芸品づくりで生計を立てていた。牛と羊数頭を飼っていた。

 

 

 

The Bollnäs House

村の集会場的な建物。結婚式、洗礼、クリスマスのお祝い、葬式などが行われていた。

 

 

The Forester’s Hut

木材の伐採や炭づくりが行われていた小屋。

 

 

Café Petissan

17世紀末のログを使用しカフェ。19世紀には学生たちに大人気だった。今もコーヒーやケーキを提供している。建物の半分は薬局になっている。

 

 

The Bakery

1870年にできたパン屋。現在も伝統的なパンを作り売っている。

 

 

The Sami Camp

北方に住む原住民、サミ族の住居。

 

 

The Fatburen Storehouse

スコガホルム邸の倉庫。Fatburenは、倉庫やワードローブを意味する古いスウェーデン語。ネズミの被害が及ばないようにネズミ返しの構造になっている。

 

 

The Market Street

食べ物や工芸品を販売する古いログの町並み。