ノウハウとは?
1. (知識・技術の意)製品開発・製造などに必要な技術や知識などの情報。技術情報。
2. ものごとのやり方。
(大辞林参照)
私の場合、創業時には会社設立方法等の本を読んだり、いつもお世話になっている税理士さんからアドバイスを頂き、行政書士さんに法人登記に必要な全てのものをご用意頂いて、会社自体は出来上がりました。
元々、前職でバックオフィス(総務・人事・ロジスティックス・経理・マーケティング等)の管理を任されていたので、会社を創業するに至るまではスムーズに流れていきました。
ただ、そこから先。。。
バックオフィスに関わることではなく、フロント(直接お客様と関わる業務)もやることになり、面喰いました。
営業に関わる全てのこと。
例えば、電話一本にしたって、短時間に自社PRを簡潔にすることや、企画を練ってそれを更に外部に分かりやすいように説得すること、そこら辺が難しかったし、今後もそれは課題になるでしょう。
納品物があれば目に見えて分かり易いのですが、情報コンサルティングという目に見えないものをカタチとして納品するということは未だに難しいと感じます。
私の場合は、「自分」を売り込むことになるので、「自画自賛」的な恥ずかしいことも言っていかなければいけない。言うよね~!的なことも自分で言わなくちゃいけないわけです。(笑)外国人には、どんだけ~♪ってことも言えるけど、日本の方には非常に言いにくいものです、はい。![]()
セミナーも同じく、企画を練って、プレゼン資料に落とし込むまでにかなりの時間を要します。
4年という時間の中で、こういったことを少しずつ学んで来て思うことは、もうちょっとセミナーや勉強会に参加すれば良かったということ。
30過ぎてから起業する人ってある程度正社員として経験を積んできている方が多く、自分でなんとかなるわっ!って思っているところがあると思います。私は「起業塾」って必要?って思っていた一人で、「起業塾」やセミナー等は行ったことがありませんでした。
今年に入って、起業関連セミナーを行い始めて思うことは、もうちょっと役立つ情報を勉強しておけば、もうちょっとスムーズに進んだ部分もあっただろうなと思います。
ノウハウは必要か?とありますが、創業当初の私の答えはNO。まだまだ会社員としての自分が抜けきってなかったということが今となってハッキリわかります。
そして、創業4年後の私の答えはYES。
このブログでも何度も書いているように、「継続」することで見えてくることがすごくいっぱいあるんですね。
ただ、その「継続」が非常に難しく、起業して2年以内に廃業するという方はとても多いようです。
私の場合、とにかくコストを最小限に抑えてきたので、なんとかその壁は越えることができ、今に至ります。
継続していかなければ見えないこともあるけれど、資金面が続かなくて廃業してしまうのならば、最小限にリスクを抑えて、コストを抑えて、数年チャレンジ出来るような情報提供はしていきたいと思ったことが起業家支援の原点です。
そして、起業家育成ということは国の経済成長にも繋がるということをグローバルレベルで理解したからでもあります。廃業するリスクもあるけれど、一方で、起業家の可能性は計り知れないのです。
苦しみだけじゃない、ワクワクすることも沢山ある。
ただ、その「ワクワク」に至るまでは時間もかかるし、コストもかかるし、苦い思いも沢山します。
私の例で言うと、2年で辞めることももちろん出来たし、離婚後、すぐに正社員として転職することも出来た。でも、2年で辞めていたら、きっと講師やイベント企画・運営、そして出版することにはならなかったに違いない。2年と4年でここまで違うわけです。
だから、「継続」できるようなプログラムを提供できたら思います。
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