小唄の発表会に招かれて三越劇場に。
歴史ある小唄の会の発表会で出演者は
かなりの年配者であり大会社の経営を
されていた人が殆どであった。
現役時代はお座敷で小唄に接して
その道に入った方々でありましょう、
長年稽古を積んでの発表はやはり
筋がとおって居るような気がした。
物怖じもせず、姿勢もよろしく、声にも張りがある。
たまたま今回は春日流の若い師匠と
同席で鑑賞出来たので質問が出来て良かった。
この世界も若者の参加がなく先行き心配なそうな、
唄、三味線、舞踊と奥は深いが、
その昔は若者が口ずさんだ流行歌のようなものだ。
ちょっと粋に、と言いたいが認知度合いが少ない。
継承して行かないともったいない一芸である。
小生が子供のころ親が何時も口ずさんでいたので
知っている歌詞が沢山有って懐かしかった。
口中で一緒に歌ったしして小唄に酔いしれた。