特養ホームの見学で多くのことを考えさせられた。
これだけ多くの老人がここに入り孤独を紛わすべく
仲間と暮らしている。
皆親族との生活をあきらめているのでしょう。
顔には出さなくてもどこか寂しそうだ。
それでも此処に入れただけで幸せのほうなのだ。
入所待ちの人が数百人もいるそうである。
時代の変化といえばそれまでだが、自由主義のせいか
個人主義のせいか、人間性が希薄になっているのか。
昔はこれ等の施設もなく親族がだいじに面倒をみた。
それが出来ない現在は社会的にか、
経済的にかわからないが
人間らしさが薄いような気がする、
そういう自分もその境遇に
近い時期になるのかと思うと寂しいものである。