サラリーマン終了直後に開業を決意して9期が経った。
兄の事務所に間借りして一人で営業に歩いたが、
本拠地なしの会社は信用が発生しない。
資金のない事務所探しは大変であったが
バブル景気のどん底の時で案外安かった。
浜松町駅から200メートル、8坪のオフィスで9年、
便利さと人間関係で多くの人が立ち寄ってくれた。
商売は人間が営むものをベースにまい進してきた。
社員の生活第一、教育第二で真面目な仕事を
心がけて基礎を築いてきたがこれには完了がない。
毎日が信用の積み重ねで人間も出来かかって来た。
思えば5年間無給で家内にも苦労をかけたが
昭和二桁の人間はそれしきのことではびくともしない。
社長をやりながらの年金生活であった。
最近の四期は法人税も納めるようになった。
もう一度原点に戻り、さらに上を目指し再出発だ。
事務所も3倍の広さになり体をなしてきた。
心機一転これからが伸び盛りでなくては。