義弟の新盆に来客を
迎える立場になった今年のお盆。
柏崎の妻の実家のお盆のしきたりは
長い付き合いで知っているが
新盆は初めてである。
仏壇とは別にお盆用の祭壇を作り、
スイカ、茄子、さつまいも、カボチャの農作物
果物、お菓子などと位牌を飾り、
仏様が家に帰るのを迎えるのである。
そこまでは普通のお盆と同様であるが、
来客が違う、葬儀に出席してくれた友人、知人、親戚
の方々がお参りに来られそれぞれが生前の
話をされ往時をしのばれてお帰りになる。
お盆用の祭壇に故人が帰っているので
その前での思い出話である。
13日、14日、と義弟の過去のことや、その人が
住む地域の風習や、縁戚の出来事などを
大勢から聞いた、新盆となると湿っぽさがなく
遠慮のない会話になるので良かった。
お盆の風習が薄れてきていることが新聞に
出ていたが、人間のつながりを大事にする
大切な行事であることを皆で理解して続けて
行かねばと思った、暑い中遠方から来られる
無意識の行動には心から頭が下がった。