10年一昔というが五昔ぶりに東照宮に参拝した。


以前は建造物の外観を見て回っただけである。


三猿や眠り猫などの記憶と社殿の立派さだけが


頭に残っていた。


今回改めて内外をじっくり拝観した。


外装の色彩にまず驚嘆した、


江戸時代を考えながら見ると繊細な彫刻の


一こま一こまに塗られた色が鮮やかで動くことを


忘れて見とれてしまった。 


若いころは何を見ていたのだろうか、


ただ眺めただけであったようだ。


今は中も全部見れるので一層興味深かった。


歳を重ねてから同じものを見るとこんなにも感じ方が


違うのに自分でも驚いた。


本当に有難い気持で参拝出来て感激である。


ただ長い急な石段が大変であったが


若い社員に助けられて感謝である。


改めてもう少し観光旅行をしなければ


いけないと思った。


動けるうちに。