お城といっても小さな出城から
大阪城のようなものまで千差万別だが
まず自分で持てる範囲の小城を持つことである。
会社においては主任クラスが
2~3人の部下を持つ小城が基本。
そのパートの仕事をよりよく完成させるには
部下に120%の仕事を
気持ちよくしてもらうようにするのが第一である。
人は十人十色、良い者、
もうひとつの者がいるのが当たり前である。
それぞれに合った接し方で
力を引き出すのが主である。
主自身に人間力がないと兵隊はついてこないので、
まず自分を磨かなければならない。
我慢から始まって観察力、包容力、等
少しずつ前進すれば良い、
徐々に光を出し丸みを帯びてくる。
小城が動かせるようになれば
次は中城へと進むがそれなりの力が必要になってくる。
しかし要領がつかめているので案外楽である。
歴史に出てくる武将の話のようだが、
現代にも当てはまる。
この小城の集合体が会社である、
集まる数量が企業の大小であり、
質が企業の信用である。
全社員が出来るものではないが、自分は
コツコツやって主になってみよう、とする発想が大事である。
人間ほど難しい動物は無いが崩しやすい動物でもある。