若い時の営業の接客には


相当の神経を使ったものだ。


相手の性格や素振りは


数回会ううちにわかってくるのだが、


何回会ってもその気の使い方には


自然と気力が入っていて


気がつくとかなりの心労となっていた。


接客が終わり一人になったときに大きく感じた。


人間自分に自信のない時ほどガードをする


努力が無意識のうちに大きくなっているものだ。


もちろん相手にも気付かれているのでしょうが、


それは若さがカバーしてくれていた。


社会の未熟な一員がそのような努力を重ねて、


また時代の社会人を育成する側になって役に立つのである。


目の前だけを見ず頑張れば


総てのことが必ず役立つときが到来する。 


若い時はそれなりで決して恥ではなく、


宝庫である。